<1年前のワイドショー> 昨(2021)年の今ごろは、東京、大阪など10道府県に出ていた緊急事態宣言が、沖縄を除いて6月20日で解除されました。とはいっても東京や大阪など7都道府県では翌21日から「まん延防止等重点措置」に切り替わり、飲食店での酒類提供についての規制は続きました。
ただ、地域によって客の人数や時間制限が異なり、分かりづらい内容になっていました。当時の(J-CAST)ワイドショー通信簿の記事から振り返ります。以下は全て「スッキリ」(日本テレビ系)の記事です。
酒提供の(当時の)新ルール「みんな、全然知らない」の声も
「酒制限『1人中ジョッキ1杯』案 加藤浩次『いろんなお店に行って人流増えちゃう』」(21年6月18日)では、東京都が検討していた、客の人数を1人や2人に限る案や、酒類の提供を午後5~7時のみとする案などを、スタジオで議論したとあります。
出演者から「1人、中ジョッキ1杯」にする案がでると、すかさずMCの加藤浩次さんは「それは難しい」。
「お酒提供制限、地域でバラバラ 加藤浩次『文句言わず、ここから始めて...』」(同21日)は、東京と埼玉、神奈川など、地域によって異なる酒類提供の制限内容を紹介していました。
東京都は2人までの利用で酒類提供は午後7時まで90分の滞在としていましたが、埼玉は「1人または同居家族(介助者を含む)」、神奈川県は「4人」まではOK。北海道はさらに「4人、2時間を目安」とバラバラ。加藤さんも「まあ、やってみようか、ということですね」と語ったとあります。
さらに「酒提供新ルール『みんな、全然知らない』 『スッキリ』が伝えた都内の実情」(同22日)では、東京都の新ルールが細かすぎて混乱している客が多いことを伝えています。
新ルールがどれくらい知られているか、番組が街で聞いたところ、37人中、全部答えられた人は半分以下の15人だったとあります。
番組が東京都に聞くと、「3人グループ」で入店した客のうち2人だけなら酒を注文できるのか?→全員お酒はダメ、という回答。前日21日に加藤さんが嘆いていた「4人家族でお父さんのビール一杯も、ダメかあ」については、「大人2人と子ども1人」の場合は、大人2人は酒の注文が可能とのこと。
MCの加藤さんも「このルールが長く続くと、ほとんどの店は厳しいと思いますよ」と嘆いていたようです。
東京都は2022年の現在も、「三つの密」を避けマスクの着用を促すなどの基本的な感染予防対策を呼び掛けています。飲食店についても、都の認証店と非認証店とに分け、非認証店では同一グループ同一テーブルで4人以内、滞在時間2時間以内とするよう協力を呼び掛けています。
(コムギ)