今世界で注目されているファッションデザイナーの小泉智貴さんが、6月17日(2022年)放送の「あさイチ」(NHK総合)にゲスト出演した。
小泉さんが一躍有名になったのは2019年。酷評への反骨精神から生まれた巨大なフリルドレスが世界的なスタイリストの目に留まり、その翌月にはニューヨークのファッションウィークで人生初のショーを開催。一夜にして世界の注目の的になったという「シンデレラボーイ」(鈴木奈穂子キャスター)だ。
「原点」とは
レディー・ガガさんが来日した時に着用して話題になったフリルドレスは、腰上の部分から膝のあたりまでがシースルーになっていて、胸元と脚元の部分のみにボリュームのあるフリルが施されているというデザイン。あまりの斬新さに、博多大吉キャスターは「これ、どうなってるの?」、博多華丸キャスターは「(ガガさんが)自分でもぎとったわけじゃないでしょ?ビリビリ!って」。
14歳の時から独学で服を作ってきたという小泉さんだが、その原点となったのが親戚が営む葬儀店。お盆飾りなどを展示するスペースに立った小泉さんは「こういうきらびやかでデコラティブなものが小さい頃から身の回りにあった。イラストや光や、全ての色彩に感化されて影響を受けているというのは、大人になって気づいた」と話した。
大吉「なんか納得!これを毎日見てたってことでしょ?」
小泉さん「ほぼ毎日。親もそこで働いていたので、学校帰りに寄ってそこでおやつ食べたりとか」
小泉さんの好きな言葉は「もし全員を楽しませられないのなら、自分で楽しむしかないじゃないか」(村上春樹訳「職業としての小説家」掲載 リック・ネルソン「ガーデン・パーティー」より)。「すごく共感して。色んな人の意見があるので、誰かの意見にすがるのではなく、自分が正しいと思うもの、自分が真に美しいと思うものを作れば納得できるという気持ちになる」。
大吉「全員は無理ですもんね。国民全員、世界中全員が喜ぶものって多分ない」
鈴木アナ「(華丸・大吉に向かって)お2人も全員が笑うわけじゃないという思いで?」
大吉「そうですね。10人いたとしたら1人笑えば...っていう。2人で御の字、3人でグッド」
華丸「たまに僕ら2人で向き合って笑ってる時あります」
大吉「お互いを『1』にカウントしながら生きてきました」
(ピノコ)