「食べログ」に賠償命令 弁護士も「ビックリ」の理由 (スッキリ)

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加藤浩次「点が高いから美味しいというわけじゃない」

   判決のポイントは2つ。1つは独占禁止法違反が適用されたことで、もう1つは店の評価を下げるアルゴリズム変更への評価。

   平山弁護士は「今、レストランにとっては食べログに登録することは欠かせない営業戦略になっている。したがって、食べログはレストランに対して優越的地位にあると思う」と言う。

   読売新聞特別編集員の橋本五郎は「店にとって評価点は死活問題ですよね。となるとその評価点の算出方法が公正・公平で納得できるものであるかが大事になる」とコメント。

   司会の加藤浩次は「アルゴリズムを公表すると悪用される恐れが出てくる。でも店側としては公表してもらわないと納得できないこともある。食べログはホームページでも大雑把な評価のやり方は公表していますが、詳しく公表すると悪用されるので公表できない。これはすごく難しい問題ですね」と話す。

   SHOWROOM代表の前田裕二は「もしこれが公平な変更だったとすると、他にもたくさんあるレビューサイトへの影響が出てくる可能性がある」と指摘。

   加藤が「世の中のものはほとんどに点数がついていますよね。これをどう考えるかと言うことですね」と言うと、前田は「ほかのチェーン店も同じような訴えができますか?」と平山弁護士に質問。平山弁護士は「今回の裁判所の判決は、独禁法が使えるんだということをレストランに伝えるという大きな意味があったと思います。今後、他のレストランも訴えを起こしてみようかなというトレンドが広がる可能性があります」と指摘した。

   加藤が驚いた顔で「でも評価点は答えではないですよね。点が高いから美味しいというわけじゃない」と言うと、橋本も「評価は参考なんです。私は見たこともないし、自分で行って判断している。でも多くの人は、最初に行くときにサイトの点を参考にしている。なので、レビューサイトは恣意的ではないと思われるような努力をしなければいけません」とコメントした。

(バルバス)

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