「食べログ」に賠償命令 長嶋一茂「僕は自分の舌や鼻を信じたい」

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   飲食店情報サイト「食べログ」で評価点を不当に下げられ客が激減したと焼肉チェーン店が起こした裁判で、3840万円の損害賠償を命じる判決がきのう出たことを17日(2022年6月)、「モーニングショー」が取り上げた。いわゆるグルメサイトに影響されて店選びする人は多いが、「支配されているってことだ」(玉川徹)、「やめりゃいいんじゃないの?」(長嶋一茂)と、コメンテーターの厳しい指摘がスタジオに噴出した。

   提訴した「韓流村」(東京都港区)は3年前の5月に21店の食べログ評価点が急落、「チェーン店であることを理由に不当に下げられた」と提訴し、東京地裁は食べログの運営会社「カカクコム」が優越的地位を利用した独占禁止法違反にあたると認めた。食べログ側は「算出方法の変更はアップデートの一環」と反論していた。

  • 長嶋一茂さん
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羽鳥慎一「1カ月平均8000万人が利用する。影響は大きい」

   この評価点は、客の投稿などをもとにアルゴリズムという非公開の計算方法でつける。「点数が低いと行くのをやめようと思っちゃう」という若者や「3.56が3.48に下げられたら、客が20%減った」と話す飲食店員もいる。

   司会の羽鳥慎一「1カ月平均8000万人が利用する。影響は大きい。店の売り上げに響きますよ」

   長嶋一茂(スポーツキャスター)は「僕は自分の舌や鼻を信じたい。点数がすべてではない。低くてもおいしいところもあり、僕は美味しいけれどあなたは美味しくないこともある。こういうもので一喜一憂して実態感がない飲食店のあり方になったら嫌だな」と言い切った。

   森山みなみアナウンサー「私は舌に自信がないので参考にしています。予算が同じなら点数の高い方へ行きます」

   玉川徹(テレビ朝日)「僕は見知らぬ人の評価は信用しないな。アルゴリズムはブラックボックスで、人が影響を受けるのは怖い話だ。しかも、全部ではないが、サイトは掲載店からお金をとっている。何が評価のポイントかぐらいは出してもいいではないか」

   カカクコムは控訴の方針だが、ITジャーナリストの三上洋さんは「今後は評価の算出方法に説明が必要で、そうでないとサイト全体の信用が低下する」と解説した。グルメに限らず、ネットショッピングや医療、旅行のサイトも、それは同じだろう。

(あっちゃん)

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