「急展開です」ときょう16日(2022年6月)の「めざまし8」でMCの谷原章介が切り出したのは、ロシアのプーチン大統領の顔写真を貼ったわら人形を神社のご神木に打ち付けたとして、72歳の男が器物損壊容疑などで逮捕されたニュースだ。番組は容疑者の50年来の友人を取材。「意外な素顔が見えてきました」と谷原が伝えた。
逮捕されたのは、千葉・松戸市に住む日野充信容疑者だ。先月(2022年5月)19日、千葉・松戸市内の神社のご神木にわら人形を五寸釘で打ち付け、木に穴を開けて損壊した疑いがもたれている。わら人形にはプーチン大統領の顔写真が貼ってあり、顔の部分にも釘が打ち付けてあった。警察の調べに対し、日野容疑者は黙秘しているという。
普段から花が好き
松戸市内では同様の被害が10カ所以上で確認されており、いずれも日野容疑者の自宅から車で10分圏内にある。被害にあった別の神社では、わら人形の中にプーチン大統領の名前と生年月日、「抹殺祈願」と書かれた紙が入っていたという。神主は「ご神木は神社で最も大切なもの。村の財産ですから心が痛みます」と話していた。
田中良幸リポーターは「近所の方の話では、妻と2人暮らしでふだんから花が好きだったということです」と報告。大学時代からの50年来の友人は「植物植えたり、お花植えたり、気持ちの優しい人で、そんなことするなんて、信じられない。教会にも通っている。どちらかというと、困っている人を助けるなど慈善事業をやるような人」と驚いていた。最近も自宅に招待され、お茶を飲んだというが、その際にウクライナ侵攻やプーチン大統領の話は出ず、世間話をしただけだったという。
立岩陽一郎(ジャーナリスト)「こういう真面目な人が陥りやすいこと。僕は驚きません」
古市憲寿(社会学者)「誰かを殺してほしい、死んでほしいという願いって、結局は自分の心を傷つけてしまう。もっと建設的にアピールする方法がないか考える方がよかったと思います」
谷原「もともとはウクライナの人を助けたいという思いなのかもしれませんが、今回は自分にすべての呪いが返ってきてしまった、という結果ではないでしょうか」
(キャンディ)