みちょぱも悩ましい 閲覧情報の外部提供「許可する・しない」

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   15日(2022年6月)の「スッキリ」は、13日に参議院本会議で可決・成立された、ターゲティング広告に関する規制などを盛り込んだ「改正電気通信事業法」を取り上げ、閲覧履歴がどこまで広がり、どのように使われているのか解説した。

   ターゲティング広告の仕組みはこうだ。利用者がウェブサイトやアプリなどを通じて様々なページを閲覧すると、閲覧履歴などの情報が広告会社などと共有される。こうした情報から広告会社が好みなどの特色、傾向を分析。それぞれの人に関心が高そうな商品の広告が表示されるようになる。

  • サイトやアプリを閲覧すると…(写真はイメ―ジ)
    サイトやアプリを閲覧すると…(写真はイメ―ジ)
  • サイトやアプリを閲覧すると…(写真はイメ―ジ)

「『許可しない』を押した瞬間に...」

   今回の「改正電気通信事業法」には、ウェブサイトやSNSの運営会社が利用者の閲覧履歴などを外部の事業に提供する場合、利用者への通知・公表や同意取得などからいずれかを提供するよう義務づけるよう盛り込まれているが、この動きについてITジャーナリストの三上洋さんはこう話す。

「私たちは無料だと思ってITサービスを使っているのだけど、気が付かないうちにターゲティング広告のために情報収集されてしまっている。『なんで私の情報が見えているんだ?』ということで気持ち悪い。プライバシーの意識が高まって今回のような規制につながったんだと思います」

   司会の加藤浩次は「要するに、自分が閲覧している情報が全部吸い上げられてますよって話ですよね?」と質問。

   三上氏は「基本的にはそうです。その吸い上げられた情報をその会社だけで活用するのはまぁいいけど、それを私たちの知らないところで広告会社とか第3者に渡されたらマズイですよね...っていうのが今回の趣旨です」と答えた。

   加藤「『情報全部流れちゃって気持ち悪い』って人と、『別にいいよ。隠すことないし』って人と分れていると考えてよろしいですか?」

   三上氏「『気持ち悪い』って考えている人の方が多いのかなとは思いますが、便利は便利。私も50歳を過ぎたので、カツラとか増毛とか出てくると、『ああ、なるほど』と思う。ただ、それを私たちが同意しているかどうか。イヤだと思う人もいるので、そこを選択できるようにしてほしいということだと思います」

   みちょぱ(池田美優:ファッションモデル、タレント)「近所のカフェがオープンしました...とか情報が出てくると『やばい、家バレてる?』と思う時もあるので、個人で許可するかしないかを選べるのはいいと思う。でも、『許可しない』を押した瞬間に、自分とは関係ない『脇のニオイが...』とか出てくる。そっちの方が恥ずかしい。だったら許可した方がいいのかなとも思う」

(ピノコ)

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