「SONGS」（NHK総合）6月9日（2022年）のゲストは香取慎吾。やっぱり慎吾ちゃんは華がある。そして、その大らかそうな見かけとは違い（！？）、いろいろと考えている人だなあということがわかった気がする。
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香取慎吾さん
未だに風船を持たされたり...
香取は現在、稲垣吾郎、草彅（なぎ）剛とともに、Eテレ「ワルイコあつまれ」に出演中。4月からレギュラーになったことを受けて、「大変ですね、テレビって。レギュラーってとんでもないことですね」と。当たり前にレギュラー番組をこなしていたアイドル時代から、不遇の時代を経て、レギュラーのありがたさを、身をもって実感中という感じかもしれない。
YouTubeチャンネルの動画総再生回数は5000万回を突破。その人気はアイドル時代から変わらず。本人は45歳なのに未だに写真を撮る時、風船を持たされたり、大きなクマのぬいぐるみをあしらわれがち、というが、それも「慎吾ちゃんだから」と割り切り、当初は躊躇したものの、今ではいつまで持たされるか、果敢に挑戦するとのこと。50歳、60歳になっても風船の似合う慎吾ちゃんでいて欲しいものだ。
番組では、主演した大河ドラマ「新選組！」の脚本家であり、親交の深い三谷幸喜がVTRで登場。香取について「本当に邪念がない人」と心がキレイでお芝居を純粋に楽しんでいる。そんな彼に見ているこちらも幸せな気持ちになる」と絶賛。その一方、番組のMCであり、三谷脚本「鎌倉殿の13人」で源頼朝を演じる大泉洋については「その真逆にいる邪念だらけの俳優」とサゲ発言を。
「ファーストテイクが1番いい香取と、2回3回撮ることで芝居がよくなる大泉。2人が共演するとどちらのテイクを採用するか悩ましい、と独自の分析を披露したうえで、「どちらを取るかといえば間違いなく香取さんのほうでしょうね」と。大泉をオトすことでおいしくすることも忘れない三谷。さすがだ。
最後、古き良き時代のジャズに取り組みアルバムを出したと言う香取が、大人の魅力たっぷりに歌う姿もサマになっていた。
稲垣は映画や食の造詣が深く、草彅は芝居、そして、香取はエンターテイメント全般。それぞれの持ち味を生かした3人の活躍ぶりからは目が離せない。
（大熊猫）