「東京国税局の職員らによる持続化給付金の詐欺事件で、リーダー役の松江大樹容疑者(31)がきのう13日(2022年6月)、ドバイから帰国して詐欺容疑で逮捕されました」と14日の「モーニングショー」で司会の羽鳥慎一が伝えた。松江容疑者は2年ぐらい前から羽振りが良くなって、高級車ランボルギーニを所有していたという。
けさ午前3時半ごろ、東京・目白署から出てきた松江容疑者。黒マスクにグレーのポロシャツ姿。カメラに驚いたような様子だった。2月、ドバイに出国し、きのう帰国した。この事件では東京国税局鶴見税務署職員の塚本晃平容疑者(24)らが逮捕されている。被害総額は約2億円のうち約1億7000万円が松江容疑者に渡っていたとみられている。
「利益が確定したタイミングで帰ってきたという可能性もなきにしもあらず...」
松江容疑者を知る人は「元々、サラリーマンをやっていて、飲食店をやり始めたあとぐらいから、ネットワークビジネスに本腰を入れて活動し始めた。ロールスとかランボルギーニを買ったとか。家族もいますし、すごく礼儀正しくて人当りが良くて、彼のことを嫌いという人は僕に周りにはいないですね」と話す。
松江容疑者はなぜ今、帰国したのか。元東京地検特捜部の若狭勝弁護士は「弁護士が間に入り、帰国を警察に伝えていた可能性がある。自主的に日本に帰ってきて逮捕された方が情状的に良い」という。どれぐらいの罪になるのか。「2億円は多額で悪質、懲役5年の可能性がある。返済できない場合は執行猶予がつかない可能性もある」とみている。
羽鳥「周りの声では、いい人なんだと評価されているといわれていますが」
菊間千代(弁護士)「詐欺を起こす人で悪い人っていないんです。人をだますので普段からいい人だといわれていないといけないんですよ」
玉川徹(テレビ朝日)「暗号資産の投資がメインだと、暗号資産はものすごく変動が大きいので、うまい具合にやっていると、倍ぐらいになっていても不思議ではない。利益が確定したタイミングで帰ってきたという可能性もなきにしもあらず...」
羽鳥「可能性としては、まだ色々考えるところがあると思います」
(一ツ石)