ゴミ屋敷の主「自分は(不法投棄の)被害者」 モーニングショーが直撃

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   「不法投棄されたのは俺のせいじゃねぇよ」。埼玉県草加市の住宅街のいわゆる「ゴミ屋敷」。家主はそう訴えている。13日の「モーニングショー」は「ゴミ屋敷」を取り上げ、リポーターの齋藤寿幸が家主を直撃した。

   「敷地の外にもいろいろなものが置いてあります」と齋藤が説明する。住宅街で目立つ3階建ての建物だ。敷地内には建物を囲むようにモノが散乱している。マットレス、洗濯機、電子レンジ、ソファ、タンス、発泡スチロール......あれもこれも積み上げられ、屋根にも置かれている。

  • ゴミをめぐり様々な問題が(写真はイメージ)
    ゴミをめぐり様々な問題が(写真はイメージ)
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羽鳥慎一「これまでのゴミ屋敷とは少し違うところがあるかなと」

   近隣住民は「台風や強風でよその家に飛んで行ったり。ネズミの死骸もあります」「ちょっと火を付けられたら大変」「夏は独特の臭い」と苦情を訴えている。

   齋藤が出てきた家主に聞くと、「数年前から捨てられるようになって、夜中の2時か3時に車でやってきて、洗濯機や電子レンジをボンボン投げていく」と話す。約8年前には小学校で教師をしていたが、近隣の人によると、数年前に両親が亡くなり、今のような状態になったという。

   家主はどう考えているのか。「だって、(撤去するのに)5万、10万円かかる。被害者がなんで金を出さなきゃいけないんだよ」と反論する。

   弁護士法人プラム総合法律事務所の梅澤康二弁護士によると「市の条例では自分が捨てたゴミでも他人が捨てたゴミでも家などの所有者や管理者の責任で片付けなくてはいけない」という。市役所に聞くと「一般論として、関係機関と協働し適正かつ慎重に手続きを進めている」と話す。

   司会の羽鳥慎一「これまでのゴミ屋敷とは少し違うところがあるかなと思いますが」

   玉川徹(テレビ朝日)「不法投棄の被害者だということですよね。不法投棄はなぜ始まったのか、ゴミだとみられるものを置いておくと、不法投棄の場になってしまう。きれいな庭には不法投棄しないですよ。不法投棄を呼び込まないようにした方がいいんじゃないですか、といいたいですね」

(一ツ石)

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