「マイファミリー」富澤たけしに注目 コントで鍛えたホンモノの演技力

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   春ドラマもそろそろ終盤を迎える。綾瀬はるか&大泉洋の「元彼の遺言状」(フジテレビ系)、広瀬アリス&松村北斗の「恋なんて、本気でやってどうするの?」(カンテレ・フジテレビ系)、木村拓哉の「未来への10カウント」(テレビ朝日系)、高橋一生&柴咲コウの「インビジブル」(TBS系)、ディーン・フジオカの「パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル」(日本テレビ系)......と錚々たる俳優が主演。始まる前から大いに盛り上がっていたが、次々に失速。気がつけば、二宮和也の日曜劇場「マイファミリー」(TBS系)のひとり勝ち状態だ。

  • 富澤たけしさん
    富澤たけしさん
  • 富澤たけしさん

演技派が揃っている中でも...

   原作はなく、黒岩勉によるオリジナル脚本。それゆえ、先の展開がわからないというのが、視聴者の興味を惹きつけたのでは、と思われる。ドラマの紹介には「誘拐事件を軸に様々な家族のかたちやそれぞれの人間関係の模様を描くノンストップファミリーエンターテインメント」とあり、二宮演じる鳴沢温人と多部未華子演じる妻の未知留が、誘拐された娘を救うために奮闘する話、と高を括っていたらそちらは早々に解決。めでたしめでたしかと思いきや、第2、第3の誘拐事件が次々と起こる。

   まさかこんなに誘拐事件が連鎖していくとは思わなかった。もちろんそれには伏線があり、すべては4年前の誘拐事件が絡んでくるということでもあるのだが......。

   二宮はもちろんだが、その友人役の濱田岳、賀来賢人、警察側の玉木宏、迫田孝也、山田キヌヲ、そして、松本幸四郎、高橋メアリージュンと演技派が揃っているのもハマる要因か。個人的には、少ない台詞ながら存在感を見せる捜査一課・吉乃栄太郎警視役のサンドウィッチマン富澤たけしに注目している。コントで鍛えた演技力はホンモノだ。

   いよいよ12日には最終回を迎える。すべての謎が明かされるということで、途中、脱落した視聴者も、戻ってくるかもしれない。今期最高視聴率は間違いなし。どんな結末を迎えるのか、注目したい。

(大熊猫)

姉妹サイト