「未来への10カウント」(テレビ朝日系)最終回となる第9話が、6月9日(2022年)に放送された。(ネタバレあり)
桐沢祥吾(木村拓哉さん)に「圭太(川原瑛都さん)の、お父さんになってもらえませんか?」と突然プロポーズしていた折原葵(満島ひかりさん)。妹の楓(滝沢カレンさん)からしらばっくれるようアドバイスされたが、「最近だめなんですよねぇ、すぐ酔っ払っちゃって」ととぼけると、祥吾は「そうなんですか...?」とややガッカリしたような反応で、葵はやってしまった、と自分の頬を叩く。
「僕は桐沢のおじちゃんに、お父さんになってほしいんです」
祥吾が葵、芦屋賢三(柄本明さん)、甲斐誠一郎(安田顕さん)との酒席で「焼き鳥大将」を再開すると打ち明ける。誠一郎から「折原先生知ってたの?」と聞かれた葵は「ゆうべ聞いたんですよ」と口を滑らせてしまい、祥吾から「え?それ覚えてたんだ」と突っ込まれ、微妙な間が空いた。
帰宅後、葵は楓との会話の中で、もし祥吾と結婚したらどちらかが松葉台高校を辞めなければならないと気付く。楓が「辞めるとすれば、非常勤講師の桐沢さん。講師を辞めるってことは、ボクシング部のコーチも...」と指摘したところで、ようやくハッとする葵だった。
その会話を耳にした圭太は単身で校長室に乗り込み、大場麻琴(内田有紀さん)に「折り入ってお願いがあります」として、
「僕は桐沢のおじちゃんに、お父さんになってほしいんです。実はお母さんと、桐沢のおじちゃんとの間では、そういう話が進んでいます」
「もし、お母さんと、桐沢のおじちゃんが結婚しても、桐沢のおじちゃんにボクシング部のコーチを続けさせてください」
と勝手に話を通してしまった。
ある朝祥吾と葵が校長室に呼び出され、麻琴から教師同士が結婚したらどちらかは辞めなければならないことと、講師を辞めてもボクシング部のコーチは続けられるかもしれないと直々に言われる。「なぜ私たちに?」といぶかしがる2人だったが、インターハイへの気合は新たになったのだった。
「圭太くんのお父さん呼びで胸熱」
玉乃井竜也(坂東龍汰さん)と水野あかり(山田杏奈さん)が見事インターハイ出場を決めた後、祥吾は帰宅する葵を待ち伏せし、橋の上に移動する。だし巻き卵の作り方があやふやな葵をからかうような態度を取る祥吾に、葵が照れ隠しで叩いたりパンチを繰り出したりしてじゃれつくと、祥吾はそれをいなすように背中から葵を抱きしめた。
ある夜、祥吾の店は学校の教職員たちでにぎわっていた。麻琴が「桐沢さん、忙しそうね。体は大丈夫?」と切り出すと、葵が「非常勤講師なくなったんで、すごく楽になったって」と返す。食事を終えて帰宅しようとする圭太は、祥吾に「じゃあね、お父さん」と呼びかけた。厨房でともに作業する祥吾と葵の左手の薬指には、揃いの指輪が輝いているのだった。
最後にたたみかけた祥吾と葵の「胸キュン」シーンに、ツイッターなどは
「桐沢さんと折原先生が橋でイチャコラしてバックハグしてたのキュンキュンきた」
「変にベタベタ演出しなくても、終盤のキラッと光る結婚指輪と、圭太くんのお父さん呼びで胸熱」
「ロングショットでじゃれ合うカットからのお父さん呼びからの指輪とかもう最高」
と盛り上がった。
(TT)