加藤浩次 「おとり広告」スシロー 「御免なさいキャンペーン」の予感

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橋本五郎「背後にあるのは企業倫理」

   このようにスシローがトップを走り続けた理由について、多摩大学大学院の河野龍太教授は「巧みな広告戦略・ブランド戦略で非常に集客力が高い。他社がタレントを起用したCMを作っているのに対し、スシローのCMは寿司が主役になっている」と説明したうえで、「背景には激しい競争があり、集客をして売り上げを高めることに苦心しているため」キャンペーンをやめられないのではないかと推測した。

   タレントの大沢あかねは「店に対する信頼度が高かっただけにすごく残念」としたうえで「在庫がないことに対応しなかった現場の従業員の人たちの負担を考えると、上の人はもっと考えてやったほうが良かったんじゃないか」と指摘した。

   司会の加藤浩次は「そうだよね。入荷していないと告知すべきだった。そのほうがクリーンに見えて、みんなもちゃんとした企業だと思って行きたくなるんだけどね」とコメント。

   読売新聞特別編集員の橋本五郎は「背後にあるのは企業倫理。誠実ではないですよ。売り切れ御免がウリになっていると、朝からないのが逆にウリとなり、おかしなことになってくる。クレームまで人気の証となって、いけないことがプラスに働いてしまう危険性があった。企業体質を総ざらいしてほしい」と指摘した。

   岡井弁護士によると、措置命令には罰則がなく、再発防止策などを消費者庁に報告するなどに従わなかった場合には、2年以下の懲役、300万円以下の罰金の可能性もあるという。

   加藤は「みんながわかるようにCMなどで告知することが大事だなと思います。でも、これ、『御免なさいキャンペーン』みたいなこと、ドーンとやるのかな。ありそうな感じはするけどね」とコメントした。

(バルバス)

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