家族ぐるみで総額10億円の持続化給付金をだましとったとされる事件のリーダー格で、インドネシアで不法滞在の疑いで逮捕された谷口光弘容疑者(47)は、現地でも住民に投資話を持ち掛けていたらしい。「養殖関係者だろう」という現地の声を9日(2022年6月)の「モーニングショー」が伝えた。
インドネシアで「投資話」
きのう、容疑者本人を同席させて行った逮捕会見で、インドネシア当局者は首都ジャカルタから250キロ離れたランプン州カリレジョ村(スマトラ島)の住民に谷口容疑者がナマズやエビの養殖話をしていたとコメントした。そこの村長は「(谷口容疑者は)居住していない。2回寄ったが、翌朝には出発した。ビジネスをしに来たと思っていた」という。
谷口容疑者がいたのは古い一軒家で、わきには水を張った生け簀(す)がいくつかあり、魚が泳いでいた。その部屋を貸した教師で漁業関係者でもある住民の友人が5月に、パタンの街に行った際、谷口容疑者に投資話を持ちかけられたという。「ナマズ養殖をしたら委託料を払うと言ってきた」「一つの池で2万5000匹飼い、ナマズを日本に送ると言っていた」と住民が話す。谷口容疑者は今回の事件以前にも、日本でインドネシア投資の話をしきりにしていたという情報もある。
石山アンジュ(社団法人代表)「会見に容疑者同席とはビックリしました。大々的に報じられてスピード逮捕ということですね」
司会の羽鳥慎一「いやあ、早かったですね。去年10月ぐらいからパスポート失効で不法滞在容疑でした」
玉川徹(テレビ朝日)「日本側が強く要請したのではないか。国はだまされたとなったら許さないですから」
今後は日本に送還し、詐欺の疑いで取り調べる。
石山「今回の事件で、本来必要な人に迅速に届けるべき給付金が遅れたり、給付金自体がどうなのかの話にならないかが心配です」
そこはきちんとやってほしい。
(あっちゃん)