7日(2022年6月)の「スッキリ」は梅雨入りで増えるという「気象病」を取り上げた。
関東甲信地方の梅雨入りが発表されたきのう(6日)、気象病の特殊外来がある「せたがや内科・神経内科クリニック」には頭痛などの不調を訴える人が複数訪れていた。
症状としては「8割以上の人が頭痛」
40代の女性患者は「気圧が下がって、気持ち悪くなって吐いちゃって。頭痛、めまい、吐き気、肩こり...。体が凝るというか、カチカチになってしまう」、70代の女性患者は「雨降って具合悪くなって。もう立っていられないくらい。本格的にめまいが起きちゃうとトイレに行くのも大変で、壁をつたってなんとか」と訴えた。
しかし、なぜ雨が降ると体調が悪くなるのか。久手堅司院長は「特に気圧差で体調不良を訴える方が多くいる。気圧を特に感じやすいのは耳だと言われていますが、耳の奥にある内耳がむくむ状態になって、その信号が脳に伝わる。そこから自律神経に自動的に伝わり、様々な不調が出てくる」と解説。症状としては、8割以上の人が頭痛、次に多いのが倦怠感、ほかに首・肩こり、めまい、朝起きられない、メンタル的な不調などだそうだ。
今まで5000人以上の気象病患者を診てきたという久手堅院長は、不調の傾向について「気圧の変化で、もともとある不調がより強くなる。頭痛持ちの人が頭痛がよりひどくなったり、血圧の低い人がだるすぎて会社に行けなくなってしまったり」。また、天候による体の不調を訴えるのは圧倒的に女性が多いそうだ。また、デスクワークが多い人や運動不足の人も要注意だという。
スタジオでは、「耳をひっぱる」という予防法を紹介。耳には自律神経の末端があるので、耳をつかんだ時に痛い部分を1~2分ほど押すとよいという。
岩田絵里奈アナ「痛いところがあったら押してください。その後、ひっぱたり、回したり、手で温めたり...。耳がポカポカしてきて血流が良くなります」
司会の加藤浩次「痛い所ないです。気象病の症状がない人間がある人の症状を理解しておくのは大事ですね」
ヒロミ(お笑いタレント)「うちのママも子どももこれ(気象病)で、『雨降りそうだから』『低気圧だから』とかよく言ってる。けっこうキツイみたいで。俺には全く分からないのね。だから俺は、ちょっとでも頭痛くなると『死んじゃうんじゃないか』と思う。慣れがないから弱いのよ」
(ピノコ)