NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」6月5日(2022年)放送回。源頼朝(大泉洋)の上洛が決まり、八重を失い落ち込んだ気持ちのまま随行する義時(小栗旬)。大軍を率いて念願であった京へと上った頼朝は、後白河法皇(西田敏行)、九条兼実(田中直樹)と会談した。(ネタバレあり)
征夷大将軍に
そしてその後、後白河法皇の死後、頼朝は征夷大将軍となった。いわゆる「出世」である。鎌倉へ帰った頼朝を政子(小池栄子)が迎えるシーンでは、政子が「征夷大将軍!!」と高らかに叫んだ。政子は頼朝が非情で残酷だったり、女癖が悪かったり、目に余る部分が多いのにも関わらず、やはり時の権力者として敬い、夫としても認めていたのであろう。その証拠に高齢出産で実朝を生んだわけなのだから。「政子と喜びあうのも可愛くて楽しくて」「チャーミングで家族思いで優しい政子さん素敵」「頼朝と政子の関係もいいよねぇ」とネットでも2人の幸せそうな会話に反響も。
ところがどっこい、隅に置けないのが頼朝である。比企家の娘、比奈(堀田真由)を見るなり鼻の下がびよーんと伸びちゃっているではないか。なんとまあ比奈ちゃん可愛いこと!これでは頼朝が黙っているはずがない。若くてキュートな比奈ちゃんをジトリと見る目がすっかり頼朝オヤジである。頼朝のこのエロい感じは死ぬまでずっと続くのですかね。「比奈ちゃんフワフワお嬢様かと思いきや結構胆力ありそうで好き」「比奈ちゃん可愛いすぎ」など比奈の登場で視聴者も沸いた。
そこへ「征夷大将軍になったから浮かれている」と、比奈と頼朝の背後から政子が登場。焦りまくる頼朝に笑ってしまう。このコントもお約束通り。政子には頭が上がらない頼朝である。やっぱり政子は強くてしっかりものだと思うが、なんだかんだいって2人はこの時代の中年夫婦で、強い絆で結ばれているのがわかる。「久々の頼朝政子夫婦コント」「頼朝政子夫妻も和やかで初期を思い出して懐かしくなったよ」などの声も。
比奈の登場は、今後北条家を襲うただならぬ事件と大きく関わってくることは間違いなさそう。果たしてどうなるであろう。楽しみである。
(Y・U)