東京の神宮外苑の再開発をめぐり、スポーツ施設や高層商業ビルが建設される関係で、約900本の樹木が伐採される計画について、これに反対する団体のメンバーらが5日(2022年6月)、計画の白紙撤回を求めてデモをした。6日の「めざまし8」が伝えた。
MCの谷原章介、「さあ、いかがでしょう、この伐採計画」。
「両者がうまく折り合いがつけられる計画に...」
橋下徹・元大阪府知事「何か新しいことをやろうと思えば、現状を変えなければいけないので、反対の声が出ます。ぼくも、大阪城公園を変える時に、商業施設を作る場合に植栽に手を加えることを了承しました。もちろん反対の声はありますけれど、いま、じゃあ大阪城公園がどうなったかと言えば、やってよかったという声が多い、と僕は感じています」「この計画案をみたけれども、行政としてはよく考えたうえでの伐採計画だな。ぼくが知事だったらやむなし、と。ただ900本というとマイナスイメージは感じる」。
作家・社会学者の古市憲寿氏は、「計画によると、892本伐採するんですが、979本新しく植えるとも言っていて、増えるんですよね。一時的に、樹齢が長い木を伐採するんですけれど、新しく植えるわけだから、それを過度に問題視する必要はないと思う」
これに対し、MCの谷原は、「ただ、育っている時間というものは、なかなか埋めることはできないと思います。日本の再開発は、景観を意識しないで、新しいものを建てていく。海外の場合は街路樹も含めて都市計画に含まれていると思うので、ちょっと開発の仕方が乱暴なのかなと思う」。
女優の矢沢心さんは、「私もそう思います。大樹にするには、100年、何百年時間がかかっている。それによって日陰もできて、みんなが居心地のいい道を歩むことができるものだと思うんですけれど。伐採しても植樹したからいい、ということでもないんじゃないか」
MCの谷原は、「ただ同時に再開発は、さけては通れないかと思うので、古くなった秩父宮ラグビー競技場とか野球場は、作り直さなければいけないとは思うんですよ。両者がうまく折り合いがつけられる計画にしてほしいと思いますし。ただ、新しい商業施設ができても、最近は、なかなかテナントが埋まらなかったりもする現状の中、いつまで商業施設を作り続けるんだろうな、と思ったりもする」。
(栄)