「外に出たら死んじゃうみたいな」ひょう なぜこんな大粒に?

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   全国的に雨の週明けとなった6日(2022年6月)の「めざまし8」では、ことしの梅雨入りについて、「個人的には来週以降だと思う」とする天達武史・気象予報士の見方を伝えた。先週末には東京をはじめ広い範囲で、大粒のひょうが窓ガラスを割るなどの勢いで大暴れしたが、荒れ模様の天気の行方を占った。

   きょうは全国的に、冷たい雨。これで一気に「梅雨入りか」と思いきや、明日以降の全国の週間予報を見ると、福岡や大阪が火曜日以降は4日連続で晴れ予報、名古屋もこれに続き、東京も金曜日には青空に。例年は、東京より前に梅雨入りとなる西日本が、連続晴天となるのだ。番組終了後の午前11時頃、気象庁は関東甲信地方が梅雨入りしたとみられると発表した。

  • 梅雨入りは?
    梅雨入りは?
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天達武史が解説

   天達予報士は、「梅雨入りがいつか、を決めるのが、この2つの高気圧なんですね」。

   冷たいオホーツク海高気圧と南の太平洋高気圧の間に、梅雨前線ができるのだが、「通常は、(前線は)日本列島にかかっているんですが。今は、太平洋高気圧が弱くて、梅雨前線が下がっているので、判断が難しい」。オホーツク海高気圧が南下して、日本列島に雨を降らせたタイミングで、梅雨入りを宣言してしまうこともあるが、天達予報士は、「来週以降」と判断しているのだ。

   MCの谷原章介は、「去年も(梅雨入り宣言が)遅れに遅れた。(後に)実は、もっと前倒しで梅雨入りしていた、と変わったじゃないですか」。天達予報士は、「まあ、9月に見直しっていうのがあるんでねえ。今日明日の雨をどう捉えるか、ってことなんですが」。

   先週の金曜日(3日)には、「一気に梅雨入りか」と思わせるほどの、雷やヒョウ交じりの大雨が関東地方を襲い、90人がケガをした。

   3日の午後1時過ぎ。東京世田谷区はゲリラ豪雨に襲われ、道路は水浸しになってマンホールから水が噴き出したところも。午後4時過ぎの葛飾区でも、マンホールから水が吹きあがっていた。同じころに、千葉県市川市では、雨が大粒のヒョウに変わった。同時に雷も激しさを増した。街頭のガラス部分が割れ、木材工場では、工場や駐車場を覆う天井のビニール板が粉々に砕け、骨組みだけが残った。工場にいた人は、「いままで本当にない経験だったので、ちょっと恐怖を感じましたよね。もし外に出たら死んじゃうみたいな」

   天達予報士は、「この時期に、時々降るんですが、大きいんですよね。今回のひょうは」「積乱雲がいつもよりかなり発達して、1万メートル以上の高さになっているので、真夏並みの上昇気流が起きて、氷同士がどんどんぶつかって大きな塊ができた。落ちてくるときに真夏ほど気温が上がっていないので、そのままとけずに落ちてきた」

(栄)

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