1974(昭和49)年冬。比嘉暢子(黒島結菜)が東京・銀座のイタリア料理店「アッラ・フォンターナ」で働き始めてから2年が経過した。
仕事に慣れてきた暢子に、オーナーの大城房子(原田美枝子)は、ある店の経営の立て直しを命じる。
張り切って応援に駆け付けた暢子は、その店を見て愕然とする。それはレストランではなく、屋台のおでん屋だったのだ。任されたのがさえないおでん屋だと知り、暢子は落胆する。
オーナー房子の過去も明らかに
同じ頃、比嘉家の長男・賢秀(竜星涼)は一攫千金を狙って怪しげな商売に手を出そうとしていた。
沖縄では、長女・良子(川口春奈)と夫の石川博夫(山田裕貴)の間に不穏な空気が流れていた。そして高校卒業後に地元の会社に就職した三女・歌子(上白石萌歌)は、一緒に働いている男性が気になり始めている。
一方、母・優子(仲間由紀恵)は、驚きの事実を発見。それは房子に関することだった。
暢子は気持ちを切り替えて、おでん屋の立て直しの仕事に没頭する。暢子を応援しようと青柳和彦(宮沢氷魚)や大野愛(飯豊まりえ)もアドバイスするが、いくら頑張っても一向に客足は伸びない。
そんな中、暢子の前に鶴見の沖縄県人会の会長・平良三郎(片岡鶴太郎)が現れる。屋台で話をするうちに、三郎は房子の過去を口にする。それは暢子の全く知らなかったことだった。
そして沖縄・やんばるでは、良子が実家を訪れていた。石川との夫婦関係で不満を募らせていた良子は、優子に驚きの告白をする。