「THE DANCE DAY」は、他局ではやらない日テレの発明品と言える

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   私は、日本テレビで5月18日、午後7時から3時間生放送された「THE DANCE DAY」を見ました。

   これは、ダンスの種類、プロ・アマ不問で、「どれだけ観客を楽しませられるか、会場を沸かすことができるか」で、ダンスNo.1を決定する、日本テレビが主催した大型プロジェクトです。

   予選は、動画審査で行い、最終的に全16組のダンサーが幕張メッセで行われた決勝大会に進んだのです。 企画・総合演出は日本テレビの情報・制作局専門局長の高橋利之君です。この番組は、ダンスを愛する若者達が出演して、それぞれに最高の演技を披露します。ダンスの、1本の時間はそれほど長くありません。

   ダンスには、肉体の動きを超えた広がりがあり、出演者の熱心でハイレベルな演技には、会場で見ている人も、テレビで見ている人も感動していました。

  • 日本テレビの「THE DANCE DAY」番組サイトより
    日本テレビの「THE DANCE DAY」番組サイトより
  • 日本テレビの「THE DANCE DAY」番組サイトより

優勝賞金1000万円はKUROKOに!

   生中継された決勝大会では、審査員7人が1人100点満点でジャッジし、高得点の5組がファイナルラウンドに進みます。最終審査では、審査員が優勝と思う1組に投票し、最高の表現者を決めました。

   審査員の倖田來未(歌手)も「私達の欲しいものを上回る演技を、見せてくれました」と、言っていましたが、まさにその通りでした。

   応募総数967チームの中から勝ち上がり、優勝賞金1000万円を獲得したのは、ニューヨークのアポロ・シアターのアマチュア・ナイトで年間王者を獲得したことのあるKUROKOで、優勝にふさわしい独自の素晴らしいダンスを披露しました。

   この番組は、このコラムで以前何回か申し上げてきた「他人がやらないことをやる」を実現した「発明品」と呼べる素晴らしい企画だと思います。

渡辺弘(わたなべ ひろし)
渡辺 弘(わたなべ ひろし)
1952年生まれ。東京大経済学部卒業。1976年に日本テレビに入社し、制作局CP、ドラマ制作部長として番組づくりの現場で活躍。編成局長、制作局長、取締役報道局長、常務・専務を歴任した。「マジカル頭脳パワー!!」「THE夜もヒッパレ」「「スーパーJOCKEY」「24時間テレビ」などヒット番組をプロデュースした。 現在は「情報経営イノベーション専門職大学」客員教授。映像会社「2501」顧問。
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