ウクライナ東部を中心に攻撃を強めるロシア軍は「一方で内部反乱ともとれるほころびが見え始め、ちょっとどうなんだろう?」(司会の羽鳥慎一)と、1日(2022年6月)の「モーニングショー」が新情報を取り上げた。
イギリス国防省によると、ロシア軍は中級や下級将校に壊滅的な人的損害が出たうえに経験豊富な指揮官不足で、士気がさらに低下、一部で反乱が発生しているという。
玉川徹「ウクライナ侵攻から3カ月でこういう話が出た」
米国戦争研究所は、ロシア大統領府が勝つために十分なことをしていないとの声が軍内部から上がったと分析。インタファックス通信は、実際に大統領直属の国家親衛隊115人が任務を拒否したとして除隊処分になったと伝えた。
沿海州の地方議会では野党・共産党の議員が議会開会中に突然「ロシア軍の即時撤退を要求する」というプーチン大統領あての声明文を読み上げた。議長はこの議員と拍手した議員の議決権をはく奪した。
こうした議員は3人目だという。「氷山の一角ですよ。何かおかしいと気づき始めた国民もいる。他方で、半分以上はプーチン大統領が正しいと思っているし、長い物には巻かれろ式の人もいる」「プーチン大統領の人気は強く、強い国の体現がロシア人の共通メンタリティーでもある」と廣瀬陽子・慶応大学教授は指摘する。
玉川徹(テレビ朝日)「ロシアの中は戦争中の日本に近いのか、ベトナム戦争中のアメリカに近いのか。アメリカでさえ、反戦の高まりまで数年かかった。ウクライナ侵攻から3カ月でこういう話が出た。これからも出る可能性があり、どういうことが起きているのか知りたい」
(あっちゃん)