BTSとバイデン大統領の会談 「アジア系への差別」変わるか

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   「けさ(2022年6月1日)の日本時間午前3時半ごろに入ってきた速報映像です」と、「THE TIME,」の司会・安住紳一郎は大げさに伝える。何事かと見ていると、韓国の人気グループ「BTS」がアメリカのホワイトハウスを訪問して、バイデン大統領と会ったという話題だった。

  • バイデン大統領(米ホワイトハウス公式サイトより)
    バイデン大統領(米ホワイトハウス公式サイトより)
  • バイデン大統領(米ホワイトハウス公式サイトより)

「THE TIME,」で金慶珠教授が指摘した点

   映像というのはリーダーのRMの会見の様子で、「この重要な機会を与えてくれた大統領とホワイトハウスに感謝します」と語っている。「バイデン大統領とは、アメリカで深刻な問題になっているアジア人差別などについて話したと見られています」(番組ナレーション)

   BTSは以前にもSNSで「私たちは罵声を浴びせられ、見た目を笑われることに耐えてきました。『なぜアジア人が英語を話すのか』とさえ言われました」と訴えていた。

   一方、バイデン大統領は「アメリカ精神に残る汚点であるヘイトの問題にみんなで力を合わせ対応しなければならない」と語ってきた。今回、BTSと会うことで、差別問題に広く関心を持ってもらおうという狙いらしい。ファンは「彼らはとても人気だし、メッセージを発することで世界にとっても良いことができると思います。だから好き」と話している。

   東海大の金慶珠教授は「BTSは『LOVE MYSELF』とか『ありのままでいい』とか、メッセージを出し続けている珍しいアイドルです。社会問題や人種差別にメッセージを出し続けてきたバイデン政権は、その点を高く評価したんだと思います」という。いやあ、カッコイイ7人だ。

(カズキ)

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