「今年の夏は暑い」――30日(2022年5月)の「めざまし8」は、29日の日曜日が全国的に真夏のような暑さになったのを機に、向こう3カ月の今年の夏の暑さを予測した。
29日は群馬県高崎市で、35.2度を記録したのをはじめ、全国261地点で真夏日を観測。各地の病院では「熱中症」で救急搬送される人も目立った。
「めざまし8」が伝えた「気温」の見込み
高崎市上里見の老夫婦は、「暑くてね。ランニング一枚で仕事していました」「食欲もなくなりますよ、暑くって」「朝から網戸だったけど、昼はクーラー入れていましたよ」。
今週の東京では、明日は雨で最高気温が22度まで下がるが、月が代わる6月1日水曜日は一転晴れて、最高気温は28度まで急上昇。木曜日も晴が続くが、金土日は曇りとなって気温は21~22度に下がる、という「乱高下」の週となりそうだ。
東京曳舟病院の三浦邦久・副院長によると、暑さに慣れるには「2、3週間」かかるため、次の暑さが来た時に熱中症などに、より注意が必要だという。
今年の夏はどうなるのか?
気象庁が先週火曜日に発表した6月~8月の「3カ月予報」によると、東日本と北日本はいずれも「高い見込み」。西日本も「平年並みか高い見込み」。天達武史・気象予報士は「今年は、暑い高気圧が北日本まで張り出す見込みです。もしかすると、気温が40度を超えることがあるかも。梅雨入りも早い可能性がある」。
そこで心配なのが、「電力需給のひっ迫」だ。
萩生田光一経産相は先週金曜日、「発電所のトラブルや、ウクライナ情勢による電力供給リスクを考慮すると、予断を許さない状況が続く」。
資源エネルギー庁によると、東北・東京・中部電力エリアで、10年に一度の猛暑になった場合、7月の電力需給見通しは「予備率3.1%」(安定供給に必要なのは3%)になる場合もある、という。この場合、前日の午後4時ころに、3%未満の場合は「警報」を出し、3~5%の場合は「注意報」を出し、休止中の火力発電所を再稼働させる態勢をとるという。
同経産相は、「家族が個別の部屋で過ごすよりも、一つの部屋に集まって過ごすなど、ちょっとずつの試みをしていただくことで、乗り越えていただけると思います」。
(栄)