新型コロナウイルスの流行で入国停止となっている外国人観光客の受け入れを、政府は6月10日(2022年)から再開する。「観光地や商業地の賑わいを取り戻すことができるんでしょうか。期待と不安の声を取材しました」(岩田絵里奈アナウンサー)と、5月27日の「スッキリ」が問いかけた。
マスク文化の違い
映像は、2015年2月の東京・銀座。中国観光客がどっと店に入っていく。「うわー、すごい、あの人、(商品をカートに)山盛りです」とリポーターが声を張り上げた。爆買いがあちこちで起きていた。
2000年代は毎年ほぼ700万人台だった外国人観光客は、10年ごろから増え始め、ピーク時には3188万人(19年)。それがコロナの影響で21年は25万人と激減した。
政府方針によると、来月10日から添乗員つきのパッケージツアーに限り受け入れを再開し、入国者総数も1日から現在の一日1万人を2万人に引き上げ、米国やイギリス、フランス、中国、韓国、台湾など98カ国・地域については入国時の検査や待機を免除する。
観光地からは「待ってました、ですよ」と期待の声があがる一方、「国によりマスクをつける・つけないの基準がちがう。日本ではどうするか」といった懸念もある。日本感染症学会指導医の水野泰孝医師は「どう感染対策をとってもらうか、海外とのマスク文化の違いをどう理解してもらうか」と課題を指摘する。
優木まおみ(タレント)「ちょっと心配なのはまだ感染が広がっている都市がある、そこをどうするのか」
司会の加藤浩次「何か問題が起きたらスッと止め、ズルズルとしないように、ダメなら引き締めるフレキシブルなやり方が大事なのかもしれない」
はしゃぎすぎずに、十分な注意をということだろうか。
(あっちゃん)