謎の小児肝炎との関係
世界各国で流行している謎の小児肝炎について、WHOは10日の会見で「7割の患者からアデノウイルスが検出された」と発表している。アデノウイルスは主に胃腸炎の原因となるウイルスで、重症化のリスクは少ないとされているが、免疫力低下で重症化した可能性があるという。
矢野邦夫医師「アデノウイルスも2年間流行していないのが一気に噴き出してきています」
子どもが感染しておかないと怖いウイルスに、サイトメガロウイルスがあるという。乳幼児がかかると無症状から鼻風邪程度だが、妊婦が初めてかかると赤ちゃんに目や耳の障害、小頭症などが高確率で発生するという。
「サイトメガロウイルスはワクチンが存在しないので、子どものうちに感染すれば免疫がつけられる」(矢野邦夫医師)
三浦瑠麗(国際政治学者)「先生がおっしゃって頂いたことが感謝です。高齢者・基礎疾患を持っている方にワクチンを打ち終わった後は、一刻も早く唾液を飛ばして土に触れる生活に子どもたちを戻さなければいけなかった。そのころからずっといっていたが、誰も聞いてくださらなかった。今のうちに免疫を付けるサイクルに入っていかなければいけない。先進国は間違った政策をとってきた」
免疫力アップにはどうすればいいのか。溝口充志医師によると、野菜中心の栄養バランスの良い食事、体を温めて免疫活性化、適度な運動が効果があるという。
(みっちゃん)