NHK朝ドラ「ちむどんどん」5月19日(2022年)放送回。暢子(黒島結菜)は大城房子(原田美枝子)がオーナーを務めるレストラン「アッラ・フォンターナ」の就職試験に「不合格」だった。
しかし、シェフの二ツ橋(高島政伸)の口添えで、再度試験を受けることになる。1時間内に自分の得意料理を作るというお題。母・優子(仲間由紀恵)との電話で閃(ひらめ)いた暢子が作った料理は、亡き父・賢三(大森南朋)のやんばるそばだった。
「意味ありげな様子」指摘も
予定調和で暢子のやんばるそばは、問題なく合格。実にあっさりしていたがそれはそれ、朝ドラなのでイイのだ。二ツ橋シェフは、最初から暢子の味方のように映っているが、どういう立場なんだろう。他のシェフのなかには、すでに暢子を受け入れない人もいる。職場の人間関係がギクシャクするのも朝ドラのお決まり。楽しみな人間模様のエッセンスなのだ。
気になって仕方ないのはオーナー房子さんのムンムンの艶だ。じーっと見入ってしまう。原田美枝子さん、着物お似合いで素敵デス。所作のひとつひとつをチェックしたくなるのは、私だけではないだろう。
房子さんはきっとただのイタリアンレストランのオーナーだけではなく、過去に何かがあったのかもしれない。どんな過去だろうと考えていると、房子さんが暢子の賢三包丁に気づいた。「まさかやー」だった。房子さんって誰だ誰だ?とぐるぐるめぐってみると...暢子が小学校の時に東京に行こうとした先の叔母さんか?と閃いたが。
あのとき、東京の叔母さんは裕福で「子供ひとりならひきとります」と言っていた。ネットでも「比嘉パパと東京の登場人物の関係、どんななんだろ?」「オーナー、お父ちゃんとも訳ありか?」「レストランのオーナー房子、の意味ありげな様子」「オーナーは暢子が子供の頃に引き取る話をもちだした叔母とか?」など騒がしかった。オーナー房子が三郎会長からの紹介状を読んでいるときも、比嘉賢三の娘に「まさかやー」という顔。今後の展開の楽しみのひとつだ。
就職先も決まった暢子。鶴見の沖縄県人会の会長・平良三郎(片岡鶴太郎)が後ろ盾となって、リトル沖縄、鶴見で暢子の新しい暮らしが始まった。
(Y・U)