「視聴者から届いたスクープ映像です」ときょう19日(2022年5月)の「THE TIME,で」MCの安住紳一郎が紹介したのは、18年間乗り続けてきた高級スポーツカーを盗まれた持ち主の男性が、27時間にわたって執念の追跡をし、愛車発見の瞬間を撮影した映像だ。
警察官とともに夜通し張り込み
被害にあったのは、さいたま市内に住む男性。今月1日夜、駐車場に停めて盗難防止用の金属製ロックもつけていた愛車を盗まれた。車のGPSを確認すると、すでに約60キロメートル離れた茨城・八千代町に移動していることが判明。男性は警察に通報したものの、いてもたってもいられず、妻の車で追跡を開始した。八千代町の現場はフェンスに囲まれて中に入れず、周辺を聞き込みしたが、手がかりはつかめなかった。
1時間後に再びGPSを確認すると、愛車が西に移動していることがわかったため、急いで警察に連絡するとともに、ツイッターで友人らに応援を呼びかけた。「応援で駆けつけてくれた人が5人、8人と増えていって、中には『ツイッターで見ました。手伝いにきました』という見知らぬ人もいた」という。10人ほどで捜索したところ、コンテナや車が積み上げられた怪しいヤードを発見。警察官とともに夜通し張り込みを行った。
追跡開始から27時間後、ヤードの所有者を名乗る男性らが姿を現したため、警察官立ち合いのもとでトラックの荷台を開けると、中には愛車のスポーツカーがあった。この瞬間を、男性は少し離れた場所からしっかり撮影した。
警察の捜査を終えた愛車はきのう18日、男性のもとに戻ってきた。「車体のまま戻ってきて、本当に良かったです。私以外にもこういう平成のスポーツカーの盗難(のニュース)をよく目にする。車が好きな一人として、早く捕まってほしい」と男性は話していた。
(キャンディ)