美咲さんの「靴下」発見状況への疑問 玉川徹も感じた「不自然さ」

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   事故か、事件か。16日(2022年5月)の「モーニングショー」で、元埼玉県警刑事の佐々木成三氏が、警察が死亡したと判断した小倉美咲さんについての謎と今後の捜査のポイントについて解説した。

   警察は、山梨県道志村の山中にある枯れた沢で見つかった人の肩甲骨がおよそ3年前に付近で行方不明になった美咲さんのDNAと型と一致したと発表。美咲さんが死亡したと判断した。

  • 番組サイトより
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羽鳥慎一「不思議なのが、(当時)なぜ見つからなかったのかという...」

   司会の羽鳥慎一「不思議なのが、当時、本当に大規模な捜索をみなさん一生懸命されたのに、なぜ見つからなかったのかということです」

   佐々木氏「当時、枯れた沢にいたということであれば、1700人の捜索に引っかかって発見されていたはず。ということは当時はその沢にはいなかったと言える。子どもは予想できない行動をするものですが、この1700人の捜索隊は子どもが行けない場所も這いつくばって捜索したり、1メートルローラー作戦で捜索したりしていますので。不思議です」

   さらに、佐々木氏は枯れた沢の上流に美咲ちゃんがどうやってたどり着いたのかという点にも不可解さを感じるという。「舗装された道は確かに子どもでも歩けるが、そこから先の山道は『これが道なのか』というくらいの急斜面で。当時、美咲さんは遊んでいる子どもたちを探しにいくという目的で移動したのに、その険しい山道を1人で歩くというのは疑問。子どもの力では上流まではいけないと思う」と指摘する。

   佐々木さんが注目する今後のポイントは2つ。1つ目は、靴と靴下も一緒に発見されたが、なぜ靴下の中に骨や爪が残っていないのかという点。「私は何度も川で発見されたご遺体を何度も検証したことがありますが、靴は脱げても靴下は脱げることはない。靴と靴下が一緒に脱げるという状況がどういうことなのか。白骨化した状態で靴下が脱げたのであれば骨が靴下の中に残っているはず」。

   2つ目は、骨が腐葉土の下から見つかったという点。「土の中というのは白骨化するまでにかなり年数がかかる。2年7カ月の間でもう白骨化しているということは、空気に触れた状態でご遺体になっていたのではないかと思う。そうなると、この腐葉土はどうメカニズムでたい積していったのか」。

   玉川徹(テレビ朝日)「残念な結果ですよね。お母さんも(美咲さんの生存を)ずっと信じているとおっしゃっていたけど、現実、科学の力で特定されてしまった。そうなると、事件か事故かというところに捜査の焦点は移るのでしょうが、靴と靴下に関しては僕も全く同じ不自然さを感じていました」

(ピノコ)

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