山口県阿武町で新型コロナ対策臨時給付金を誤って支払い、1人の男性に4630万円が振り込まれた問題で、男性は「もう戻せない」と返金を拒否している。町は今月12日(2022年5月)、返金を求めて民事訴訟を起こした。16日の「スッキリ」はこの問題を取り上げた。
町長「何とか取り戻したい」
リポーターの大竹真が現地に向かった。町は田んぼが広がり、農家が点在するのどかな風景だ。人口約3100人。誤って大金が振り込まれた男性(24)は、町の「空き家バンク」を利用し、1人で暮らしている。
副町長によると、ミス当日の先月8日、職員が4630万円を振り込まれたことを説明し、男性は取り消しの手続きに同意した。一緒に車で金融機関に行ったが、玄関の前で急に態度を変え、「きょうは手続きはしない。弁護士に相談するので公文書を郵送をしてくれ」と言い出した。
それから約2週間後の先月21日に職員が男性の自宅を訪れると、「もうお金はない。犯罪になることはわかっている。罪は償う」と言い残して行方がわからなくなったという。
花田憲彦町長は「町民の大切な公金でありますし、それも多額な公金でありますから、何とか取り戻したい」といっている。
永井美奈子(元日本テレビアナウンサー)「まだ24歳ですから、こんなことで自分の人生を棒にふるのは、考え直してしてほしいですね」
司会の加藤浩次「なんで彼はいなくなってしまったのか。おかしいですよ。そこはしっかり責められなきゃいけない。自分のお金じゃないですから。雲隠れして、お金は全然ないなんて、やっぱり、おかしいですよ」と強く訴えた。
(一ツ石)