「艶やかな黒地にきらめくもみじ。漆塗りの伝統技法・蒔絵で装飾されたエレベーターのドアです」と、けさ13日(2022年5月)の「めざまし8」で情報キャスターの倉田大誠アナが紹介する。
「8610億円も借金があるから...」
一面が漆塗りになった2基のエレベータードアの映像を街に人に見てもらうと、「きれい。日本を感じます」(20代女性)、「豪華ですね」(40代男性)、「アート的っていうか、お洒落だなあと思います」(20代男性)と好評だったのだが、どこのエレベーターかを知った途端に、「場所が悪いじゃない」「うわあ、ちょっと掛け過ぎ」とたちまちブーイングに変わった。
このエレベータードアは京都市役所のホールに新装されたもので、その京都市は今年度末で8610億円もの大借金を抱える見込みなのだ。市内のサッカー場も財政難で人工芝が張り替えられずボロボロ。サッカーファンの市民たちが15億4000万円も寄付を集めたりしているのである。
そんななかで漆塗りエレベーターに500万円。SNSには「無駄遣いの象徴」「意味がわからないですけど」と批判の声が飛び交っている。それでも京都市の担当者は、「京都の伝統をもっと生かしてほしいという声もあります。今後も京都らしさを伝えていきたい」とカエルの面にナントカだ。
金曜スペシャルキャスターのカズレーザー(お笑いタレント)「京都市というのは、ずっとこういうお金の使い方をしてきた自治体なんでしょうね。8610億円も借金があるから、500万円くらい誤差の範囲というくらいの感覚なんじゃないの」
500万円を市長、市会議員、幹部市職員の頭割りにして、給料から引いたらどうかな。
(カズキ)