マスクをめぐる政府発言を、13日(2022年5月)の「スッキリ」は取り上げた。「屋外で人との距離がある場合は、マスクを外すことを推奨します」(松野博一官房長官)というのだが、さてどうするか?
一定条件付きの推奨とする一方で、岸田文雄首相はきのう「今の段階でマスク着用の緩和は現実的でないと政府は考えています」とも語った。屋外については、松野官房長官と同様の認識も示した。
医師「「三密の状態ではマスクを続けようというのが本来の趣旨」
街で聞くと、「感染は完全に収まっていない」「外すのは怖い。やっぱりつける」「もういいんじゃないか。気にする人はおらんやろ」「持ち歩いて、会話の時につける」とさまざまだ。「子供と話すときはとりたい。顔の表情を見せないのはよくない」という人もいた。
日本感染症学会専門医の佐藤昭裕医師は「三密(密閉・密集・密接)の状態ではマスクを続けようというのが本来の趣旨で、いま周りに人がいなくて一人で歩くのなら外していいと思う」という。
司会の加藤浩次「考えたら、日本では義務ではない。お願いだけでみんながつけている」
橋本五郎(読売新聞特別編集委員)「日本は人の目が大きい。(政府に)漠然と推奨といわれてもつけ続けると思う」
専門家の中には、マスク以外の対策を疑問視する声も広がる。レストランで配膳する際の手袋やエレベーターボタンの抗菌シートは、使い続けるとかえって不衛生との指摘だ。
加藤「過剰な対策はやめる。ただ、マスクにはちゃんとした効果があることは、わかっておいて」
(あっちゃん)