NYの値上がりぶり
ここで羽鳥は「日本以上に値上がりが進んでいるのがアメリカです」と話題を転換。ニューヨークで暮らす23歳の男性は大学時代の友人2人とルームシェアして住んでいるが、去年の4月に30万円だった家賃が今年の2月から51万円になり、「ニューヨークを出るつもりだ」という。
テレビ朝日ニューヨーク支局長の中丸徹は「家賃は24%上昇した」として、自宅アパートも月31万円から48万円に値上がりしていると告白。部屋代だけではなく、肉・魚・卵は14.3%、中古車は22.7%、ガソリンは43.6%値上がりしていると伝えた。中丸支局長はスーパーマーケット内を紹介しながら、「500グラムのステーキ用牛肉は15ドルから24ドルになり、円安なので円換算すると1700円が3100円になっています。私も牛肉を食べることが減りました」と告白。卵は12個入りで300円台だったものが650円に、トイレットペーパー12ロールが1200円から2200円になっていると伝え、「トイレに行くのもためらってしまうほどです」と訴えた。
これには日本のスタジオ全員が「それはやめましょうよ」。
玉川が「中丸さんは日本円で給料をもらっているはずなので、円安はとても大変だと思う」と言うと、中丸支局長は「まさにそこです。よく言ってくれました。ドル換算すると給料は月々減っています」と応答。羽鳥が「日本に帰りたいのでは?」と聞くが、中丸支局長は「切り詰めて役目を果たしたい」と優等生の回答。
それでも米国の物価は想像以上に高く、日本で690円のビッグマックは米国では1500円、日本で900円の焼き魚定食は5000円、800円のラーメン&餃子も5000円(いずれもチップ込み)という。
中丸支局長は「在宅勤務を選ぶ人が増えているのは、昼食代を節約するためと言われている。私もお弁当です」と悲痛な叫び。
加谷氏は「米国はインフレ抑制のために、22年ぶりに0.5%の大幅な利上げを実施します。日米の金利差が拡大するので、ドル買い円売りは進み、1ドル150円になってもおかしくない」と指摘。
羽鳥が中丸支局長に「とにかく頑張ってください」と呼びかけると、中丸支局長は「1ドル150円にならないことを祈っています」と答えた。
(バルバス)