あすにかけて警報級の大雨が日本列島に予想されると、きのう12日(2022年5月)気象庁が発表した。その中が「線状降水帯」という言葉が「ひょっとしたら」「気をつけて」のニュアンスを込めて使われた。これができると大雨が長時間続き、災害のリスクが高まる。
線状降水帯との関係
線状降水帯については、気象庁が6月1日から半日前からの予測を大まかな地域単位で発表することにしていた。風や積乱雲などの要因で雨雲が連続的に発生、前線が停滞して大雨を長時間降らせる。2020年7月の熊本豪雨、関東でも2015年9月に茨城県で鬼怒川が氾濫したときの気象状態。それが今回、予測発表開始より一歩早く登場した形だ。
13日の「スッキリ」で気象予報士の藤富郷は「大雨災害の3分の1は前線によります。今の雨は、線状降水帯が発生しやすい」と指摘した。
司会の加藤浩次「で、現状はどうなんですか」
藤富によると、今夜にかけ梅雨前線が本州南から北上、低気圧がいったん抜けてからもう一つ来る。ここに湿った空気が流れ込んで、前線が活発化しやすいという。線状降水帯は前線の少し南にできやすい。そこまでいくかは分からないが、あす朝、関東地方はどしゃ降りの可能性がある。
加藤「まずはあした朝までは警戒が必要ということですね。降る時間が長いと雨量も多くなるのですから」
(あっちゃん)