NHK朝ドラ「ちむどんどん」5月10日(2022年)の放送回。暢子(黒島結菜)は高校卒業後、上京して将来は料理人になることを夢見ていた。ところが兄・賢秀(竜星涼)の起こした借金トラブルが思わぬ大ごとに発展してしまう。(ネタバレあり)
なぜか歌子が...
賢秀は警察沙汰寸前の大ピンチに。兄を、そして家族の窮地を救うためになぜか妹の歌子(上白石萌歌)が、音楽教師・下地(片桐はいり)の前で歌わねばならぬ羽目に。
完全に詐欺にあって騙された賢秀が、警察に駆け込まないのは何故なんだろうか?という疑問が残るが、ここは下地先生のリアクションが見たいので不自然だが飲み込むとした。
歌子の歌でピンチがひと段落したはいいが、一家はいよいよ経済的窮地に陥り暢子が上京することも許されなくなった。
がっかりしている暢子が、それでも皆の夕飯を作ろうとしている場面。
ニーニが、家族に謝らずに腹が減ったとご飯をねだる。「暢子。ご飯まだ?」の連発で視聴者は、賢秀の態度に怒り心頭。「ご飯まだ?」というと、母親の逆鱗に触れた思いでがある筆者としては、ハラハラして仕方がない。
もちろん暢子の怒りは頂点。ブチ切れるところまでは予想はついたが、包丁を振り回して暴れ出すのではないかと思いハラハラのシーンであった。それにしても賢秀、クズすぎ。あまりに無神経すぎて同情はできない。ただのバカどころか「ごめんなさい」とちゃんと謝れないのはいけませんな。ツイッターなどでも賢秀の酷さに共感できない声が相次いだ。「賢秀はクズニート」「賢秀が親以外に褒められないのは自業自得だよね」「賢秀だけ幼稚園児みたい」など辛辣。
暢子の東京への夢が開いたばかりで、東京のレストランや華やかな料理を楽しみにしていただろう。悔しい暢子。勝手なこといっているニーニの気持ちをわかろうとする暢子の涙が可哀そうであった。
家を出ていった賢秀、どこでどうするのか、借金を返すことができるのか。
悔しい気持ちをバネに頑張る姿を見ることができるのだろうか。
(Y・U)