今日10日(2022年5月)、「めざまし8」の「わかるまで解説」コーナーでは、4月26日にお代替わりに伴うお引越しをされた上皇ご夫妻の暮らしぶりを取り上げた。
新しいお住まいは、以前天皇陛下ご一家がお住まいになられていた旧赤坂御所。上皇ご夫妻の引越しに伴って改修が行われるとともに、「仙人が住む場所」を意味する仙洞御所に名前が変わった。
公室部分をメディア公開
新たな住まいといってもこの御所は上皇ご夫妻がご結婚された翌年の1960年に完成した懐かしい我が家。その後30年あまりを過ごされた思い出深い場所で、当時は東宮御所と呼ばれていた。
お引越しについて美智子様は2018年に「入り陽の見える窓を持つ一室があり、若い頃、よくその窓から夕焼けを見ていました。戻りましたらどんなに懐かしく当時を思い起こす事と思います」とお気持ちを語られている。
上皇ご夫妻は新しい時代の皇室をめざし、慣例だった「乳母制度」を廃止しお手元での子育てをなさるなど子育てのスタイルも話題となった。番組では当時小学2年生だった天皇陛下が近くの青果店でお買い物をする「はじめてのおつかい」の映像を紹介した。
三浦瑠麗(国際政治学者)「(天皇陛下のおつかいは)意外ですね。うれしそうだし」
代替わりに伴う引越しだが、御所の改修になぜ4年もかかってしまったのか。
橋本寿史(フジテレビ解説委員)「新型コロナの影響が大きい。リスクを避けるために工期が延びてもいいということで工事が長引いた」
仙洞御所は大きく「私室部分」「公室部分」「事務部分」の部分に分けられるが、このうち公室部分はメディアに公開された。番組では、ロビーに相当する「鶴溜まり」、記者会見の場としても使われた「檜の間」、来賓をもてなす「日月の間」の映像を紹介した。
バリアフリー工事が行われた私室部分については未公開だが、なるべく当時の形に再現されているという。さらに事務部分は医療態勢充実のため、現在も増築工事が行われている。
上皇ご夫妻の日課は、朝は庭園散策後に本を音読、夕方も庭園散策後に侍従と会話や読書と、散歩が日課となっている。こうしたことから、仙洞御所にはシラカバ、ユウスゲ、ハマギクなど、思い入れのある花も引越ししてきている。
仙洞御所は秋篠宮邸とも近いことから、秋篠宮さまや悠仁さまと会う機会も多いのではないかといわれている。
MCの谷原章介「お散歩中に秋篠宮さまとばったり、ということもあるかもしれません」
橋本寿史「過去には秋篠宮さまも昭和天皇からお話を伺う機会があったとおっしゃられています。悠仁さまをお連れになっていろいろな接点を持たれることがとても大切になっていくと思います」
(みっちゃん)