吉野家の「外国籍」採用対応問題 玉川徹「これ、どうなっているんですかね」

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   「牛丼チェーンの吉野家が、採用説明会への参加を希望していた大学生に対し、外国籍を理由に一方的に参加を断っていたことが分かりました。吉野家はほかにも、複数回の学生に対し同じ理由で説明会への参加を断っていました」と板倉朋希アナ。10日(2022年5月)の「モーニングショー」は吉野家の矛盾を追及、スタジオでも議論された。

   番組は、大学4年生の女性を取材。説明会の予約をした翌日、「外国籍だと就労ビザの取得が大変難しい」という理由で吉野家から参加をキャンセルされたという。

  • 写真:AFP/アフロ
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「上と下がバラバラだという話なのか、それとも...」

   父親は海外出身だが、女性自身は日本生まれの日本育ち、国籍も日本。「勝手に国籍を判断されてキャンセルされてしまったのですごいショックを覚えました。名前がカタカナなので、それで判断されたのではないか」と話す。

   このような対応の一方、吉野家の採用サイトは外国籍と見られる社員の写真を載せ、「吉野家で外国籍社員が活躍するために」「『ダイバーシティ』をキーワードとし、組織の活性化を目的に外国籍社員の積極的な登用を続けています」などとうたっている。

   では、就労ビザの取得は本当に困難なのか。番組が調べたところ、留学ビザから就労ビザへの在留資格変更の許可率は86.9%(2020年)とかなり高い水準。しかも出入国在留管理庁によると、これは大企業以外の数字も含めているので、吉野家のような大企業の場合、許可率はもっと高いという。

   玉川徹(テレビ朝日)「いやあ、これ、どうなっているんですかね。わざわざホームページにこういうことを載せるってことは、会社全体としてそういう方針があるからですよね。ところが実態としては...。上と下がバラバラだという話なのか、それとも吉野家の中に体質としてあるものなのか」

   菊間千乃(弁護士)「企業理念として『For The People』ってうたっている。多様性をはかるんだ、と。例えば、投資家に対するアピールのためにそういうことを言っているけれども、内実は違うってことが見えてしまう」

(ピノコ)

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