プトラ―像がキーウに出現 プーチン大統領にそっくり

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   拳銃を口にくわえたプーチン・ロシア大統領にそっくりな像が、ウクライナの首都キーウに現れた。ウクライナ人の彫刻家は「プトラ―、ヒントが分かったか?」とプレートに刻んだ。「プトラ―」の意味と戦勝記念日を迎えるロシアの現状を、9日(2022年5月)の「THE TIME,」が伝えた。

  • プーチン大統領は「戦勝記念日」演説で何を語る?
    プーチン大統領は「戦勝記念日」演説で何を語る?
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「THE TIME,」で解説

   この像のタイトルは「拳銃自殺」。「プトラ―」とは、「プーチン氏」と「ヒトラー」を重ねた造語だ。プーチン大統領がいなくなれば、世界がよくなるという意味が込められている、という。像の前では、多くの市民が写真を撮っていた。

   ロシアは9日、第二次世界大戦の「対ドイツ戦勝記念日」を迎え、モスクワの赤の広場で軍事パレードを行う。1万1000人の兵士が参加、131の兵器、77機の航空機が見られる。核戦争の際に大統領が乗り込む「終末の日の飛行機」と呼ばれるイリューシン80も参加する。軍事ジャーナリストによると、「久しぶりに出てきて、脅しをかける、牽制をするという意味合いもあるかもしれない」。プーチン大統領は、きょうの演説で、ウクライナ侵攻の「特別軍事作戦」の正当性をアピールするものと見られる。

   ロシア大統領府によると、プーチン大統領は8日、戦勝記念日に先立ち、旧ソ連構成国などに祝電を送った。「われわれの共通の義務は、多くの苦しみをもたらしたナチズムの復活を阻止することだ」「1945年と同様に、勝利はわれわれのものになると確信している」。

   一方で、ロシアの独立系メディアは、今年1-3月にかけて、約388万人が国外へ出たと報じた。観光もあるが、多くの国民が「脱出した」ともみられる。

   また、ゼレンスキー大統領は7日、ウクライナのマリウポリの製鉄所から、女性や子どもなど300人以上の市民が救出されたと、発表した。ロシア国防省も同日、子どもを含む51人が避難した、とした。

   一方で、東部のルハンシク州の知事によると、市民の唯一の避難所になっていた学校に爆弾が投下され、約60人が死亡した。南部のオデーサにもミサイル攻撃があった。

(栄)

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