「SNSの投稿で議論になっております。仕事が早いと損をするのか、損をしないのか」と司会の羽鳥慎一が切り出した。
3日(2022年5月)の「モーニングショー」は15万件超の「いいね」を集めたある投稿者の小学生時代のエピソードを紹介。教室の掃除を早めに終わらせた投稿者が「もうきれいです。終わっていいですか?」と教師に聞いたところ、「まだ3分余っているぞ」「やれることを探して時間いっぱい掃除するんだよ!」などと怒られたというものだ。それ以降、この投稿者は時間ぴったりに終わるようにダラダラと掃除するようになったという。
羽鳥「と、ときめいたの?」
森山みなみアナは「損ではない派」。「時間が決まっていたら、その時間いっぱい一生懸命やるというのがゴール地点だと思っているので。突き詰めていけば、やることはキリなくあるので、それを探してやっていく」と話した。
それに対し、羽鳥は「なるほどね...。私は、余裕と体力があれば『損しない派』ですが、ちょっと疲れたなという時は『損する派』かも知れない。帰りてぇなぁーと思いますね」。
玉川徹(テレビ朝日)は、「僕は仕事の早い人が損をしないように周りの人がするべきだと思ってずっと生きてきた。でも、それ違うかも...って最近になって思い出した」と話すと、こう続けた。
「仕事を早く終えて、ほかの人を自発的に手伝うとする。そしたら、手伝ってもらった人は感謝してくれるでしょう? 感謝してもらったら、それはきっと幸せなんです。だから、損得の話よりも、幸せか幸せじゃないかの方が重要なんじゃないかと最近思い始めて。日本理科学工業の会長さんが話していたことがずっと心に残っていて、『人の幸せは究極に言うと、人から愛されること、人から褒められること、人の役に立つこと、人として必要とされること。この4つしかない』という話で。色々考えてみて、確かにそうだな、と。人と人との関係性の中にしか幸せはないんじゃないか、と...」
羽鳥「森山さん、初めての経験でしょ? 時々ね、必要以上に愛を語るんですよ」
森山アナ「ちょっとときめきました...」
羽鳥「と、ときめいたの⁉ 良かった」
玉川「これはもしかして『得』した? 今、僕は幸せな気持ちです」
(ピノコ)