「『育児休業』の愛称を募集します!」――東京都がこんな発表をしたと2日(2022年5月)の「スッキリ」で岩田絵里奈アナが伝えた。育児休業を取りやすい社会をつくるために新しい名前を募集している。
東京都の小池百合子知事は4月28日、「今回、育休のイメージを一新する愛称を募集したい。育休の名前そのものが『休む』と書いてある。何か後ろめたい雰囲気を醸し出す、ということではなくて、社会の宝物である子供を育む期間とポジティブに考えられませんか」と呼び掛けた。
「なかなか進んでいない」
どんな名前が考えられるのか。街できいてみた。
「協力し合えるっていう意味で、『協力休暇』。夫婦が協力するのは当たり前だと思うが、社会全体の人も協力で」(30代夫婦)、「『Baby休暇』、赤ちゃんと過ごせる時間だから」(40代女性会社員)、「子どもの成長を見たいという意味で、『Grow Up Holiday』とか」(30代男性会社員)と様々だ。
厚労省によると、女性の育児休業取得率は毎年8割を超えているが、男性は2020年でも12.65%。政府は2025年に30%を目標としている。
司会の加藤浩次「育休、なかなか進んでいない。だから、愛称を変える、苦肉の策だけど、どうですか」
杉山愛(元プロテニスプレイヤー)「言葉を変えたところで変わらない気もしますが、名前を変えることで、改めて考えるきっかけになるのでは」
ヒロミ(タレント)」「小池(百合子)さん、名前を付けるのが好きですよね。休暇となると、休んでいるという感じになるけど、休んでない、これも会社の仕事の一つだと」
加藤「そう考えると、休業ではなくて、出張にしたら。『育児出張』。ただ、中小企業ではなかなか難しいですよね」
募集期間は今月30日まで。誰でも複数応募可能。採用者には感謝状・記念品を贈呈されるという。
(一ツ石)