どうぶつ番組はこれまでにもたくさんあったが、この手があったかと思わず膝を打ったのが、この「サンドウィッチマンのどうぶつ園飼育員さんプレゼン合戦 ZOO-1グランプリ」(TBS系)だ。なんどかの特番を経て、このたびレギュラーに昇格。4月26日(2022年)の放送が記念すべき第1回だった。
どうぶつ園の飼育員さんを味方につけて...
全国各地どうぶつ園の飼育員さんたちが、自分たちが飼育するご自慢のどうぶつをプレゼンするかたち。これをいちいち取材しようと思ったら手間もかかるし、お金もかかる。しかも、わざわざ取材に出掛けたところで、必ず欲しい映像が撮れるとも限らないのだから。その一瞬のために、何日も何日もどうぶつ園に通い続けなくてはならない、なんてこともある。
そういう大変なところを、どうぶつ園の飼育員さんを味方につけることで解決。一番、身近にいる飼育員さんだから撮れる貴重映像やベストショットの数々。それぞれの部門ごとにプレゼンし、№1を競うものだ。
初回放送では、凛々しいザ・正統派イケメンにカワイイ系イケメン、塩顔イケメン、ムキムキイケメンで競う「イケメンカンガルー部門」や、「飼育員さんだから知っている!動物のこだわり部門」などがあったが、比較すると同じカンガルーでもこんなに顔が違うのか、ということがわかって面白い。
ほかに、世界のどうぶつ園をめぐる「マーベラス!ZOOツアー」企画も。リモート使えば鬼に金棒。視聴者も世界中のいろんなどうぶつが見られるからありがたい。おとなも子どもも楽しめる番組だ。
難を言うなら、画面いっぱいにどうぶつを見たいのに、サンドウィッチマンとゲストたちがそれを見ている姿を合成すること。どうぶつだけでいいのに......。
(子守熊)