NHK朝ドラ「ちむどんどん」4月28日(2022年)の放送回。暢子(黒島結菜)は兄・賢秀(竜星涼)の喧嘩(けんか)騒動のあおりで、自らの就職についてもやもやした思いを抱えていた。姉の良子(川口春奈)は大学時代の仲間とのフォークダンスの集まりに参加することに。(ネタバレあり)
ワンピースで登場
三線で踊るフォークダンスには、沖縄の地元らしさが充満していて微笑ましかった。良子も昭和のワンピースで登場して可愛かったな。給料で新しい服を買ったんだよね。「ワンピースめちゃくちゃ似合ってたよ!!!」「長女がワンピースとか買ったとて全然いいと思うし」などツイッターなどでも良子のワンピース姿に注目が集まっていた。しかし同時に、家族に内緒なんだろうなと感じた人も多そう。
その後の場面ではなんと、いつもの継ぎ接ぎのあるブラウスに着替えて、うしろめたさを感じながら家へ帰ってくる良子。家が貧しいと「遊んできた」とは言いにくいだろう。そして母・優子(仲間由紀恵)が開けっ放しの家のなかで内職をしながら、いつものように良子を迎える。
給料袋を渡して、今月は教材などを買ったために少し少ないと。まだまだ若い良子ちゃん、このぐらいの嘘をつくのはそれほど珍しくないし悪いことではないと思う。でも長女らしくいい子に育っている。「ごめんなさい嘘をついた」と、パーティで着ていたかわいいワンピースと白い靴を出して母に謝った。
すでにじーんときていたが、優子が「楽しかった?」と優しく聞いたので、さらに感涙。優しい母である。親に嘘をついて夜遊びをするなんて、きっと誰にでも経験のあることのように思うが、嘘がバレて母が怒り出すことの方が実は現実的である。ところがこれほど心をつかまれるようなシーンになるとは。「まだ20歳だもんね、買いたいものもあるよね」「そんなに我慢しなくていいよ? 良子が楽しかったらそれがいいさー」などの視聴者反応も。
4人の兄弟姉妹たちがそれぞれ、将来に向けていろんな課題、問題を抱えながら成長していくところだが、就職が危ぶまれる暢子のちむどんどんはどうなっていくのか。
(Y・U)