なかなか減らない「あおり運転」。2020年に厳罰化されてからも、1年間で100件が検挙されているという。被害にあった時に重要なのがドライブレコーダーだが、利用には注意点があるとして、26日(2022年4月)の「モーニングショー」が伝えた。
番組はまず、千葉県の高速道路で16日に撮影された悪質なあおり運転の一部始終をドライブレコーダーの映像で紹介。
玉川徹「僕もこれ、知らなかった」
羽鳥「前を走る黄色い車が蛇行運転をした上で、道路をまたぐように塞いで後続車を無理やり停車させています。被害を受けた人が3分間にわたるあおり運転の恐怖を語っています」
被害者男性は番組の取材に対し「とにかく怖かった」「逃げられるなら逃げたかったけど、そうはさせてくれない」「停車させられた時は、後ろから来る車に追突されて事故になるのではないかというのと、(黄色い車から)本人が降りてきて何かされるのではないかというのと...。前と後ろからの恐怖でした」などと話した。
被害者男性はドライブレコーダーを警察に提出。しかし、その際に黄色の車のナンバーを照合したところ「該当なし」だったという。警察は動画を見て「非常に悪質」だとした上で、ナンバープレートが偽造かどうかも含め、調べを進めているという。
スタジオでは、ドライブレコーダー利用上の注意点を紹介。録画容量が上限に達すると自動的に上書きされてしまうため、肝心な部分が消えてしまう可能性があるというのだ。一般的なドライブレコーダーの場合、前後で撮影する場合は約40~80分、前方のみ撮影する場合は約80~160分と意外と短い。
番組が対策として伝えたのは、(1)予備のSDカードを車内に常備し、被害にあったら交換して消えないようにすること、(2)SDカードには寿命があるので、2年に1回買い替えをすること。
羽鳥「車を運転していても、ドライブレコーダーの細かいところまでは分からないという方は多いと思います」
玉川徹(テレビ朝日)「わずか40分だったら、『今、高速道路で止められないから目的地に着いたら確認しよう』と思っていたら消えてたなんてこともあり得る。僕もこれ、知らなかった。(検挙数が)100件と言いますが、消えてしまって泣き寝入りしている人も相当いるんじゃないかな」
(ピノコ)