1971(昭和46)年。比嘉家の次女・暢子(黒島結菜)は、高校3年生になっていた。今も足が速く、食べるのが大好きなのは変わらないが、進路を決める時期になり考えなくてはならないことも増えている。
母・優子(仲間由紀恵)は今、やんばる村の共同売店で働いている。
長男・賢秀が起こしたトラブルの影響で...
一方、長男・賢秀(竜星涼)は、その素行の悪さからやんばる地域でちょっとした有名人になっていた。
賢秀の行いは優子を悩ませるだけでなく、就職活動を始めた暢子にまで影響するようになる。
ある日、賢秀が新たなトラブルを起こす。それは大きな波紋となり、暢子にまで影響を与えることになる。トラブルの相手が、暢子が内定をもらっていた沖縄一の商社「眞境名商事」の関係者だったのだ。
その関係者は賢秀に謝罪を求めるが、賢秀は「自分は悪くない」と言い張るばかり。暢子は、兄と会社の板挟みになり苦悩する。優子を支えるためには会社を立てるしかないのか...。
同じころ、長女・良子(川口春奈)は学生時代からの友人である石川博夫(山田裕貴)に思いを募らせていた。
そして歌が大好きな三女・歌子(上白石萌歌)もまた、家族にはいえない悩みを抱えていた。