人気のバラエティー番組「ヒューマングルメンタリー オモウマい店」を見て

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   私は、3月のある火曜日、午後7時から日本テレビで放送しているバラエティー番組「ヒューマングルメンタリー オモウマい店」を見ました。

   これは、中京テレビが2021年4月から日本テレビ系で放送しているレギュラー番組です。面白くて、視聴率好調ランキングの常連になっています。

   司会はヒロミで、進行が小峠英二です。それに、毎回ゲストが数組登場します。この番組は、スタッフが実際に食べ歩いて探した、食べてみたい、行ってみたい、会いに行きたいを満たす面白くてウマい店をドキュメンタリータッチで紹介する点が魅力です。

  • 中京テレビの「ヒューマングルメンタリー オモウマい店」
    中京テレビの「ヒューマングルメンタリー オモウマい店」
  • 中京テレビの「ヒューマングルメンタリー オモウマい店」

ロケに芸能人が登場しないグルメ番組が面白いワケとは?

   小峠が番組の中で「この番組は、芸能人が出ていない。こんな番組があるのか」と言っていたように、VTRに登場するのは、お店の経営者とスタッフ、そして番組スタッフだけで、私が見た回は全部で1ネタでした。これも、すごい所です。

   その1ネタとは、改装中の中華料理店の一家(夫・妻・子供達・妻の妹)と、番組スタッフの若い男性(彼は以前にこの中華料理店でアルバイトをしていました)が、温泉に1泊旅行に出かけるというものでした。車を運転するのは、番組スタッフの若い男性です。無口なのですが、明るい中華料理店一家となじんでいます。車中のやりとりも楽しいものでした。

   番組スタッフの若い男性は、大晦日まで中華料理店の一家と一緒に楽しく過ごすのです。最後に、改装が済んだ中華料理店の主人から、以前この店でアルバイトをしていたこともあり、この店で働かないかと真剣に誘われました。彼は、テレビ局の仕事のこともあり、悩んでいました。

   その様子を見たスタジオのヒロミと小峠とのやりとりが面白いのです。ロケの中に芸能人は登場しないのですが、オモウマい店の店主や取材するスタッフの人物像がとてもヒューマンに描かれている点に引き込まれてしまいます。

   各々が自分の場所で、頑張って明るく生きていることに元気をもらえる番組です。

渡辺弘(わたなべ ひろし)
渡辺 弘(わたなべ ひろし)
1952年生まれ。東京大経済学部卒業。1976年に日本テレビに入社し、制作局CP、ドラマ制作部長として番組づくりの現場で活躍。編成局長、制作局長、取締役報道局長、常務・専務を歴任した。「マジカル頭脳パワー!!」「THE夜もヒッパレ」「「スーパーJOCKEY」「24時間テレビ」などヒット番組をプロデュースした。 現在は「情報経営イノベーション専門職大学」客員教授。映像会社「2501」顧問。
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