NHK朝ドラ「ちむどんどん」4月22日(2022年)放送回では、比嘉家の「暢子東京行き」をめぐる急展開に対し、ツイッターなどで「笑」交じりのツッコミが相次いで寄せられている。(ネタバレあり)
生活苦から、4人の子供のうち1人を東京の親戚のもとに行かせることになった比嘉家。「東京に行きたい」と手を上げた暢子(稲垣来泉さん)が家を出る前日、一家は暢子お手製の沖縄そばを食べるが、暢子以外の兄妹たちは暗くうつむいている。
7年後...
暢子は優子(仲間由紀恵さん)に「お母ちゃん、今日まで育ててくれてありがとう。いっぱいわがまま言ってごめんなさい」と別れの挨拶をし、夜には縁側でみんなで「椰子の実」を歌う。
東京へ行く日の朝には、砂川智(宮下柚百さん)の家でゆし豆腐をごちそうしてもらう。智は「どうしても行くのか?...ゆし豆腐もっと上手く作るから、東京とか行くな!」と暢子の肩をつかみつつ、「...冗談。見送りには行かないよ」と明るく振る舞った。
いよいよ青柳史彦(戸次重幸さん)と和彦(田中奏生さん)、そして暢子を乗せるバスがやってくる。よそ行きのワンピースを着た暢子はバスの後部座席に座り、隣に座った和彦が手を握って「大丈夫。僕がついてる」と勇気づける。しかし賢秀(浅川大治)が「ありえん、やっぱりありえん!」と走り出し、良子(土屋希乃さん)、歌子(布施愛織さん)も「行かんでー!」と叫びながらバスを追いかける。
窓から兄妹たちを見ていた暢子は、運転手に「停めてください!」と頼んでバスから下りる。兄妹たちは抱き合い、「暢子は行かさない。誰も東京には行かさん」(賢秀)、「みんなでここで一緒に暮らしたい」(良子)、「みんなで幸せになります」(歌子)と宣言。優子も暢子を抱きしめ、「ごめんね。お母ちゃんが間違っていた。みんなの言う通りさ。今まで通りここで、みんなで、幸せになろうね」と子供たちと抱き合う。その光景を親戚の賢吉(石丸謙二郎さん)は呆然と見つめるしかないようだった。
史彦と和彦を改めて全員で見送った後、場面は7年後に。高校生になった暢子(黒島結菜さん)がシークワーサーを食べ、満面の笑顔を見せるのだった。
悲しい別れの演出から一転、結局暢子は東京に行かなかったという展開に、ツイッターなどでは
「別れのシーンでめちゃくちゃ泣いてしまったけど行かんのかい!ってなったわ」
「いや行かんのかい!しかも普通に生活できとるんかい!」
「え???笑 行かんのかい!!笑 そして7年間、生活平和だったかんじ?」
とツッコミの声が相次ぎ、「行かんのかい」がトレンド入りするほどの話題となった。
(TT)