司会の羽鳥慎一が「アメリカの話題ですが、公共交通機関でのマスク着用義務に関して、違法であるという判決が出ました」と21日(2022年4月)、伝えた。
紹介されたのは、先日からマスク着用義務が解除された米テキサス州のダラス国際空港の映像。「乗客の3分の2がマスクをしていなかった。キャビンアテンダントもつけていませんでした。みんな笑顔だった」と乗客が嬉しそうに話していた。
マスク着用に関する米国の動き
一方、日本ではマスク生活が続いており、街の人々は「マスクがモラル。外してしゃべるのは失礼」「外したらこういう顔しているんだって思われる」「マスクを外すのは、もう化粧しないで歩く感じ。裸で歩くに近い」など、多くがマスクを外さないと話す。
米国では3月にすべての州で屋内でのマスク着用義務が解除された(一部都市を除く)。米国疾病対策センター(CDC)は「公共交通機関の着用義務期限は5月3日まで」としているが、4月18日にフロリダ州の連邦地裁が「マスク着用義務は行政法違反」との判決を出した。これに対し、米国のサキ報道官は「公衆衛生に関する判断は裁判所ではなく専門家によってなされるべき」と、マスク着用を訴えている。
日米の感染状況を比較すると、4月19日の新規感染者数は米国が4万6985人、日本は4万7898人とほぼ変わらない。それに対して死者数は米国が432人、日本は50人。3回目のワクチン接種率も米国は30%で、日本は49.2%。それでも街の人は「着用しなくてもよくなったらマスクをつけない」が13人に対し、「マスクをする」が40人だった。日本医師会の中川俊男会長は「マスクを外すのは終息のときで、ウィズコロナでマスクを外す状況になるとは思えない」と話している。
社会活動家の石山アンジュは「自分でも感染リスクのない場所でもマスクを使うケースが増えた」として「お化粧してないときとか、リモート会議で部屋に自分1人のときでもマスクをしている。帽子やサングラスと同じく、体の一部を隠すアイテムとして使っている」と打ち明けた。
テレビ朝日のコメンテーター、玉川徹は「日本が欧米より死者数が少ないのはマスクを着用しているという部分が大きいと思う。マスクが役立っているのは間違いない。後遺症が防げるような治療薬が出て、接種すれば1年間ほど感染が抑えられるようなワクチンが出たら、終息と言ってよく、そうなればマスクをする、しないは個人の自由だと思う」とコメント。
森山みなみアナは「休日はノーメイクになったので、今マスクなしと言われてもノーメイクの楽さに慣れてしまっていて、抵抗感がある」と告白。
羽鳥は「以前は窮屈だったマスク生活が、今は逆にマスク生活が楽になっているようです」とコメントした。
(バルバス)