最近、SNSやフリマアプリで、使った後のマスクを売ろうとする若い女性が増えているらしい。きょう21日(2022年4月)の「THE TIME,」が取り上げた。
番組の西海華純リポーターが、パソコンで「#使用済みマスク売ります」で検索すると、SNS上で多くの投稿が確認できた。「バイトでつけっぱなしでした。1枚1000円、DMにてご連絡ください」などのメッセージや、口紅やファンデーションがついたマスクの写真が投稿されていた。
識者が指摘した危険性
マスクを販売する人たちの間では「バイトが減って金欠」「コロナの影響でなかなか働けず、困っています」などの声が見受けられたという。
番組が使用済みマスクの売買について街で聞くと、「キモイです」「売る人もヤバいけど、買う人もヤバい!」「普通に汚い」といった否定的な意見が多かったなか、「ごみになる予定のものだから、それでお金もらえるならいいかなという気持ちもわからなくはない」「お金のためにこの手段しかないという人も(いるのかな)」という声もあった。
使用済みマスクの売買をめぐっては、「手渡しで販売する予定はありませんか」と買い手側が会うことを求めてくるケースもあるという。ITジャーナリストの三上洋氏は「写真の背景や発送の際の消印などがあると、SNSのアカウント情報と照らし合わせて住んでいる場所がわかってしまう。マスクを買いたいという人は、相手がどんな人だろうということに興味を持つため、ストーカー行為に発展する危険性がある。お金に困っていても、自分が身に着けるものを売ってはダメということは鉄則です」と警鐘を鳴らしている。
番組は「#マスク売ります」と投稿した女子高生を名乗る人物に取材を依頼したのだが、届いた返信はなんと、「47歳バツイチ男でも大丈夫ですか」。女子高生を装った男性だったという。せっかくなら、この男性の言い分や、買う側の意見も聞いてみたかった。
(キャンディ)