若者たちの新常識ともいわれる倍速の動画視聴について、20日(2022年4月)の「スッキリ」が取り上げた。
街で若者に聞くと「韓国ドラマだったら1.5倍にしちゃいます」「電車に乗っている時間で観終わりたい」「結果だけは知りたい」「早く、いろんなものを観たい」といった答えが結構あった。
「対面授業が全く集中できなくなった」の声も
こうしたタイムパフォーマンスのことを「タイパ」といい、「時間を有効に使うことがここ2年ぐらい浸透した。世代的特徴としてある」(ライターの稲田豊史さん)そうだ。「倍速で見た経験がある」人が20代で49%というマーケティング会社の調べもある。
今月14日にSNSに出た現役大学院生のツイート「いつもYouTubeを2倍で観てるんだけど、対面授業が全く集中できなくなった。話すスピードがのろくて眠くなる」。コロナ対策のオンライン授業を倍速で見ていて、新学期に対面授業が始まったら、そう感じてしまうらしい。
司会の加藤浩次「なるほどねえ。『おそっ先生』と。まずいな、テレビなんかタルくてしようがないよ。今このしゃべりなんか、無駄なしゃべりだから」
池田美優(モデル、タレント)「YouTubeとかは1.5倍で観ます。さすがに映画やドラマとかはそのままで。ながらで観るときと、集中して観るときではちがうし」
松田丈志(元競泳日本代表)「スポーツは通常で観ます」
宮崎哲弥(評論家)「大学の講義は、早送りでも理解できればいい。ひょっとすると脳の処理速度が早くなっているのではないか」
予備知識がなければ(倍速では)内容はできず、知識があれば理解も記憶もできるとする研究や、速度と学習効果は関係ないとの分析もあるという。
森圭介アナウンサー「きょう(の司会)はどうします?」
加藤「1.12倍ぐらいで?」
(あっちゃん)