東大入学式の河瀨直美監督「ロシアに言及」祝辞 「THE TIME,」が伝えた新入生の反応

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   きのう12日(2022年4月)、東京・日本武道館で東京大学の入学式が行われた。当初は家族1人の参加も認められていたが、新型コロナの感染状況を踏まえ、結局2年連続、新入生のみでの開催となった。13日の「THE TIME,」が伝えた。

   晴れやかな表情の新東大生たちは、「浪人の間に支えてくれた家族、先生、友だちに感謝の気持ちでいっぱいです」「入学式で武道館来られてうれしい」「(将来は)中高の英語の教員になりたい」「将来のことを考えるよりも、せっかく大学に入れたから大学のことに集中したい」などと思い思いに語っていた。

  • 東京大学の入学式での祝辞が話題に
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ナレーション「様々な意見が聞かれました」

   番組が焦点を当てたのは、来賓として出席した映画監督の河瀨直美氏の祝辞だ。河瀨氏はロシアによるウクライナへの軍事侵攻について触れ、「例えば、ロシアという国を悪者にすることは簡単である。けれどもその国の正義がウクライナの正義とぶつかり合っているのだとしたら、それを止めるにはどうすればいいのか」と語りかけ、「一方的な側からの意見に左右されて本質を見誤っていないか」「誤解を恐れずに言うと、『悪』を存在させることで私は安心していないか」と訴えた。

   入学式に参加した新入生に、番組が感想を聞いたところ、「ロシア側の意見もウクライナ側の意見もどっちの視点も取り入れられるような多面的な視野を持ってみたい」「プーチン大統領1人だけを、1カ国を悪者にして国際世論が非難している。確かにロシアは悪かもしれませんが、彼らにも彼らなりの主張があったはずです」「プーチン大統領にも踏み切った理由があるかもしれないが、民間人に被害が出ているという点では良くないことだと思います」。ナレーションは、「河瀨監督の祝辞を聞いた新東大生たちからは様々な意見が聞かれました」と締めた。

   「東大入学式」は、番組の「バズったワードデイリーランキング」でも第7位に入った。

(キャンディ)

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