4月12日(2022年)放送の「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に、タレント・画家のジミー大西さんがゲスト出演した。
黒柳徹子さんの「あなたって昔は人見知りだったんですって?」という質問から、ジミーさんが自身の初恋について明かし始めた。
「あら、そんなに小さいのに...」
子供の頃、周りより言葉が出るのが遅かったというジミーさん。
「小学校3年生の時に、まきさんっていう女の子がいつも『花いちもんめ』で『大西くんがほしい』って必ず言うてくれる。ほんで僕ものすごい好きになってしまって、初めて言葉を発したんが、『好き』なんですよ。ほんなら『大西がしゃべった!』ってなったんです」
しかし夏休みが終わると、まきさんが体調不良で学校に来なくなってしまった。
「9月の13日に、先生が『まきさんは病気で亡くなりました』って。亡くなったという意味が僕にはわかんないんです。自分の中で亡くなった方がいないので。ある時に先生がまきさんの机の上に花を置いたんです。そこで、亡くなるということはこの世にいないことなんだっていうのを初めて認識した」
ジミーさんの初恋の相手の早すぎる死に、黒柳さんも「あら、そんなに小さいのに...」とショックを受けているようだった。
ジミーさん「僕学校の前が家やったんで、朝早く来て花瓶の水をかえたり、田んぼ行って花をかえたり、でも自分って恥ずかしかって(言えなくて)、先生は知ってて。2学期の終わりに『大西くんちょっとこっち来なさい』と。『花瓶とか花をあげてたんは大西くんって知ってますよ』って先生が言うて、『実は2学期から花をなくして席替えしようと思てんねんけどいい?』って先生が言うから、『もういいですよ』って。で、席替えしたんです。たまたままきさんの座ってた机が僕当たったんです。ほんでパッて机の中触ったら、1個だけハンカチがあったんです。まきさんのハンカチが」
「これは僕に遺してくれたんだって嬉しくなって」というジミーさんに、黒柳さんは「そうだね」と優しくうなずいていた。ジミーさんはまきさんのハンカチを「自分の中にずっと、大事にしまって」いたそうだ。
ジミーさんの初恋エピソードに、ツイッターなどでは
「徹子の部屋、ジミー大西さんの初恋話を聞いていたら涙が止まらない なんて心の綺麗な人なんだろう」
「徹子の部屋にジミー大西って事でどうなるか笑うつもりでお昼ごはん食べながら観てたけど、マキちゃんの話に昼から号泣してしまったよ」
「ジミーちゃんて純粋な人なんだな。とても温かい話を聞くことができてよかった」
といった声が上がっていた。
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