満開「菜の花」、「映え」目的で踏み荒らす観光客も 加藤浩次「マナーを守らないことはかっこ悪い」

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   「いま菜の花が満開ですが、『SNS映え』のために踏み荒らす観光客がいるということです」とけさ12日(2022年4月)の「スッキリ」で森圭介アナが伝えた。「悪質の迷惑行為に悩まされる地元の人たちを取材しました」

   「一面、風にそよぐ菜の花が咲き誇っています」とレポーターの阿部祐二が埼玉県幸手市の県営権現堂公園を訪れた。菜の花だけではない。「桜散るかたわらに咲く菜の花よ」と説明したが、1キロにわたる約1000本のソメイヨシノも並んでいる。近くにいた中年の女性に聞くと「インスタを見てきれいなので、ピンクと菜の花の黄色のコントラストを見たくて来ました」と話す。

  • マナーは守って花鑑賞(写真はイメージ)
    マナーは守って花鑑賞(写真はイメージ)
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放送でも呼びかけているが...

   阿部が歩いていくと、菜の花畑がまるで道をつくったように踏み荒らされている。そばには「注意 この中には入らないでください」という立て札がある。その中を入って写真を撮っている人もいる。

   公園の管理担当者の中村誠さんによると、放送でも呼び掛けているが、それでも入る人は減らない。「きれいな花を見ていただくために観賞用で栽培しています。1年に1回しか咲かないから、大事にしてもらいたいですね」と話す。来年(2023年)は菜の花畑をロープで囲む対策を検討している。

   ほかにも「SNS映え」のために困っているところもある。アメリカのカルフォルニアの景色とよく似ているので「千葉フォルニア」と呼ばれている千葉県袖ケ浦市。海岸線に約100本のヤシの木が並んでいる。週末になると観光客が殺到、路上駐車が後を絶たない。地元の人たちは「写真撮っているようですが、うるさい音を立てながら夜までいる」「ゴミを捨てていく」と苦情を語る。

   そこで、袖ケ浦市は「映えない作戦」を打ち出した。リポーターの阿部が映像を示す。「見てください。素晴らしいヤシの木にポスターが巻き付けられているのです」。1本1本に「路上での撮影禁止」と書かれた黄色のポスターが貼り出されている。ヤシの木の景観を台無しにするようなシートだ。あえて映えなくさせる作戦だ。

   袖ケ浦市商工観光課の神子正利さんは「苦渋の決断だったんですけども、逆療法の対策をとらせて頂きました」と語る。

   司会の加藤浩次「結局、見映えも全部悪くなっていく。(その前に)マナー、マナーを守らないことはかっこ悪いんだよ、入っちゃうことがダサくてかっこ悪いんだ、ということなんだよ」

(一ツ石)

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